感想・レビュー・書評
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法隆寺にある百済観音と救世観音と中宮寺の弥勒菩薩は、奈良に数ある仏像のなかでも、ひときわ印象に残る三体です。尋ねるたびに、時を忘れて見入ってしまいます。この仏像が飛鳥期の作か白鳳期の作は門外漢の私には判断できませんが、飛鳥期には仏教伝来直後の生硬さがあり、白鳳期に至って角が取れ和風の良さを見せると理解しているので、野間氏の説に一票です。そして、百済観音の同時代に例を見ない非凡な造形美はいつもミステリーです。
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