妻に失恋した男 [青空文庫]

  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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感想・レビュー・書評

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  • 悪くない。いわゆる乱歩らしさはないけれど、なるほどなと思わせる。

  • この作品で注目するべき点は、犯人が被害者の口の中にピストルを入れて殺したところだ。犯人は歯医者である立場を利用して、歯の治療に来ていた被害者を殺したのです。歯の治療を受けていたら、誰しも口に何か器具を入れられても抵抗しないはずである。そのため、被害者は口にピストルを入れられても抵抗しなかったのではないかと思う。そして、犯人は被害者があたかも自殺をしたかのように見せかけ、戦争ボケした無能な警察の捜査の目をくらませたのだ。この巧妙な犯人の手口が注目すべき点だなと思った。

  • 乱歩らしくない物語だなぁ〜奥さんを変装で騙せるものなのか?よっぽどの奥方だと思いきや、ハッピーエンド。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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