空想としての新婚旅行 [青空文庫]

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  •  ※明治時代に書かれた話です。
     結婚して新婚旅行に行ったら……を実に細かく空想(妄想?)して書かれている。空想だけれど、現実的なところも。妻は美人過ぎるわけではなく、普通くらい。些細なことで笑い合ったり、互いの友人の話をしたり、何か特別な事が起こるわけでもない。小説でさんざん書いた事を自分がやる事に……と書くあたりメタい。
     ちなみにこの作品が発表された数年後にご結婚されている模様。本当に新婚旅行に行ったのでしょうかね?

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著者プロフィール

正宗白鳥(1879.3.3~1962.10.28) 小説家。岡山県生まれ。東京専門学校(早大の前身)文学科卒業。キリスト教に惹かれ受洗、内村鑑三に感化される。後に棄教の態度を示すが、生涯、聖書を尊重した。1903年、読売新聞社に入社、7年間、美術、文芸、演劇の記事を担当、辛辣な批評で名を馳せる。『紅塵』(07年)、『何処へ』(08年)を刊行するや、代表的自然主義作家として遇される。劇作も多く試み、『作家論』『自然主義文学盛衰史』『など評論でも重きをなした。『入江のほとり』『人を殺したが…』『内村鑑三』『今年の秋』等、著書多数。

「2015年 『白鳥評論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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