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うさぎ式漫画大賞2012

usayama3さんのまとめ

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ジャンル : マンガ / 青年マンガ

作成日 : 2013年1月24日

更新日 : 2013年1月24日

  • ブログ「うさぎ式読書日記」にて毎年選考されている「うさぎ式漫画大賞」のまとめ。
    2012年版です。
    選考基準は、「この年に読んで一番良かった漫画」です。詳しい選評などは
    http://blog.livedoor.jp/usayama/archives/50502347.html
    に掲載しています。コメントは選評からの引用ですよ。

  • 大賞受賞作

  • 「オクターヴ(全6巻)」
    において新しい恋愛漫画を完成させた秋山はるの執念と実力に対して

  • usayama3さんのまとめ

    2012年にすごいとか言うのも嘘臭くてそんな言葉も使いたくないくらいに良かった漫画が、秋山はるの「オクターヴ」(全6巻)だった。
    何気なく、本当に作者や作品のことをほとんど知らないまま買ったのが、浮かない1年の中でも特に沈み込んでいた春の仕事帰りだった。

    アイドルとしてデビューしたけど売れず、帰った故郷では噂に巻き込まれて居づらくなって、それで一人で知り合いなんかほとんどいない東京に戻って息を潜めるようにして暮らしている雪乃が、コインランドリーで偶然出会ったのが節子だった。
    いつか2人は付き合い始める。
    始まりからして刹那的で、例えば世間の冷たい目に晒されながら愛を貫いていく女性カップルの話なのかと思いそうだけれど、これはそんな漫画じゃない。
    主人公の雪乃はまだ18歳で、自分がどうしたいか、どうされたいか、そんなこともよくわからなくてフラフラと生きている。そんな雪乃が、年上の彼女節子との関係の中で自分と向き合って、他人と向き合っていこうとする過程を描いていく。
    未熟だから過ちをおかしたり、嘘をついたり、失敗したり、だからすれ違ったりする。でも、2人の関係はそこで終わらない。どんなときでも言葉を発して、話をして、分かり合おうとする。
    ケンカをして、打ち明けて、お互いが分かり合うとともに自分とも正面から向かい合うことになる。ある意味とても辛いことだ。そんなことが、いや、それだけがもうひたすらに描かれていくのだ。
    そして、雪乃も節子も、お互いと向き合うことが、さらに自分の回りにいる様々な他人と向き合うことにもなっていくんだけれど、そういった周りを含めたようなことまでも、丁寧に描かれているんだからすごい。
    最初はただ縋って、お互いに依存していただけの関係から、2人の主人公がそうやって成長していくまでの物語なのだ。
    でまあ、そんな小賢しいことを言わなくてもさ、とにかく全6巻を読んでる頃は常にこの「オクターヴ」のことで頭が一杯だったし、よくわからないけどずっとドキドキしてた。
    自分にはなんにもない、誰からも必要とされてない、そんな世界の果てのようなコインランドリーからなにかが始まっていく、っていうこの話に、自分の行きどころのない気持ちがちょうど重なって、本当にこの作品が去年の支えになったと言っても言い過ぎじゃない。

  • ノミネート作

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    「ラブやん」についてはあんまりコメントしたくない。あんなド変態漫画を読む人間の気が知れない。お陰で毎月買うアフタヌーンの一番の楽しみは「ラブやん」になってしまった。

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    とんでもないラストに驚きながらも、子供育てるって楽しそうだなと思わされた。ダイキチがいい男すぎ

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    これは、零細解体屋のゲンが大手ゼネコンなんかと真っ向勝負するという痛快な漫画だ。
    そう聞くとさぞかし古臭い価値観の人情漫画だろうと思ってしまうところだけれど、この漫画のすごいところは建設業界を題材としながらも、相当挑戦的でリベラルな内容になっているところなのだ。
    丸投げの問題や外国人労働者の問題など、なかなか突っ込んだ内容を解決していく中には、弱者からの視点がぶれずに貫かれていて驚く。なんていうか、人を見下したところが全然なくて、だから作品全体がなんだか温かい感じさえする名作だ。

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    こんなに色んな要素が詰め込まれた面白い漫画はないと思う。

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    「ズボラ飯」は面白いけど、すごい! と叫びだすほどじゃない。久住昌之の良くも悪くもある偏狭さが何処に行くのかといえば、作画の力が非常に大きいわけだ。だからここで、「水沢悦子」を探してきた秋田書店はえらいと思う。
    だとしてもいつものようにカルト的な人気がふさわしいこの漫画が、「すごい」ことになってしまうというのは行き過ぎだ。

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    すごいって言うなら小学生ものギャグ漫画の決定版「マコちゃん絵日記」だろうよ、まったく。今年は最新5巻も出て大満足だった。

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    スピリッツの「ヤンサン化」の象徴が、山田玲司の「美大受験戦記 アリエネ」だ。山田が久し振りに描いたストーリー漫画だということもあって話題になっている。
    でも、美大受験をテーマにした漫画は結構出ていて、東村アキコとか冬目景とか色々あるんだけど、結局はこいずみまりの「ジンクホワイト」(2004年度うさぎ式漫画大賞受賞)にとどめを刺す。こういう話の元祖であるし、未だこれ以上面白い漫画に出会ったことがない。
    山田の連載は結構面白いしこれからも面白いだろうと思う。
    ただそれは、他人が踏み固めてきた地面の上で踊っているようなもんだし、そこに限界があるんじゃないかと思うんだけど、どうなんだろうね。

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