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うさぎ式漫画大賞2011

usayama3さんのまとめ

usayama3さんのまとめ

ジャンル : マンガ / 青年マンガ

作成日 : 2013年1月24日

更新日 : 2013年1月24日

  • ブログ「うさぎ式読書日記」にて毎年選考されている「うさぎ式漫画大賞」のまとめ。
    2011年版です。
    選考基準は、「この年に読んで一番良かった漫画」です。詳しい選評などは
    http://blog.livedoor.jp/usayama/archives/50501560.html
    に掲載しています。コメントは選評からの引用ですよ。

  • 大賞受賞作

  • 「日常(7巻まで 以下続刊)」
    において萌えを微妙にコントロールしたあらゐけいいちのしたたかさと
    アニメにフィギュアにと角川商法にまんまと引っかかった自分に対して

  • usayama3さんのまとめ

    2012年につづく形で自分の漫画読みとしての勢いを変えてしまった作品は、あらゐけいいちの「日常」に他ならなかったのが事実だった。
    きっかけは、いろいろあって落ち込んでいて、それを紛らわすために偶然つけたテレビでアニメの「日常」がやっていたわけさ。
    最初はなにが面白いのかわからなかったんだけど、見ているうちにじわじわと独特の世界とかギャグとか可愛さにはまっていったわけだ。
    それで、漫画の単行本を買い、これまた面白くて、連載している少年エースを毎月買うようになり、エースに付録でついてきたフィギュアが結構いい出来で、フィギュアって馬鹿にしてたけど意外といいもんだなと思ったりして、というスパイラルに突入して、それが更にこの漫画だけじゃなくなってしまった。
    「日常」は3人の女子高生を中心に、普通だったり変だったりする日常を過ごす中で、色んなことが起こったり起こらなかったりするギャグ漫画と言えるのかどうかもよくわからない漫画だ。
    さっきから面白いとか言っているけれど、なにが面白いのか伝えるのがこんなに難しい漫画もない。好き嫌いが極端に分かれるみたいだし。
    ずっと読んでいくと、段々とキャラクターが分かってきて、雰囲気とかエピソードが積み重なってきて、そうして面白くなっていく。
    しかし、最近の漫画はギャグ漫画でも、かなり細かい調整をしながら描かれている。
    この「日常」は、"萌え"の中でも性的ないやらしさを感じさせるような部分を徹底して排除してある。だから可愛いのんびりした感じを存分に楽しめるようになっている。
    中途半端な漫画が多い中、エロという雑味を意識して取り除くことにこの漫画の成功があったんだと思う。
    このことが偶然じゃないということは、アニメ「日常」においても同じ調整をしていることで明らかだと思う。このことが「ブヒれるか」を基準にしているアニメファンに不評を買った部分があり、アニメの評価を下げてしまっていることは残念でならない。

  • 特別賞

  • 中島徹(2011年逝去)に
    「玄人のひとりごと」等のギャグ漫画の功績を称えて

  • usayama3さんのまとめ

    2011年で一番悲しい出来事は「玄人のひとりごと」などの作者、中島徹が死去したことだ。
    前年からの「病気療養中」との情報に、いつ再開されるんだろうかとこの日記に書いたこともあったけれど、その時にはすでに癌に冒されていたらしかった。
    連載していたビッグコミックオリジナルでは、作者の状態はおろか、亡くなってからも短い文章が掲載されたのみで、なんて薄情なんだと一人悲しんでいた。
    しかし、最近知ったところによると、中島徹本人がコメントを断り、迷惑をかけずに一人で死んでいくことを望んでいたようだった。
    このことを知って、更に悲しさが増してしまった。中島は、「玄人のひとりごと」の主人公、南倍南のように潔く最後の生を生きたんだと思う。
    こんなつまらないブログで勝手にやっている賞で申し訳ない気持ちだけれど、うさぎ式漫画大賞の特別賞としたい。
    まあ倍南なら「このド素人が」と言って笑ってくれるだろうと思う。

  • ノミネート作

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    大賞に関しては、市川春子の短編集「25時のバカンス」がとても素晴らしかったので、ちょっと悩んだ。
    SF作家というのは優れた時間使いなのではないかと思っているんだけど、奇抜でグロテスクな話なのに、胸が苦しくなるような感情が沸き起こるのは全てそう、いつかは終わっていく時間が作品の中に血のように流れているからだ。

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    坂口尚の「石の花」を読み返した。
    彼はその美意識をもって手塚治虫を超えたのではないか、と思った。
    第二次大戦中のユーゴスラビアは民族や思想の違いなどが入り交じるとても難しい地域だった。その状況を、いずれかの立場に偏ることなく立体的に描き出すなんてことは天才じゃないとできないことだ。
    同じ時期を描いた手塚治虫の「アドルフに告ぐ」と違うのは、この漫画は美しい自然の中から始まって、また最後にその世界へと戻っていくという構成だということだ。
    そこで描かれた世界はとても穏やかで、そして風通しが良くて、初めて読んでからもう、忘れることのできない風景になってしまった。

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    志村貴子はなにを読んでも面白いわけなんだけど、短篇集「かわいい悪魔」も良かったんだなこれが。話の落とし方はいつもの感じなんだけど、小学生の恋愛も大人の恋愛も絶妙なさじ加減だ。
    だってさ、30近くの大人が帰り道に手をつなぐっていうだけの漫画なのに、すごくドキドキさせられるんだから参ったよ。

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    二宮ひかるの短篇集「アイであそぶ。」を読んだりもした。
    二宮ひかるの漫画はオトコが可愛いのがいい。そういった面では満足した。いや、だけど、最近の二宮はなにかがちょっと足りないような気がする。
    作者が発言しているのを見ても、この人はとても正直な人なんだな、と思った。それが漫画にちゃんと現れてくるんだと思う。
    だから、本人が言うように、一旦休んでもいいと思う。そうしてリアルの空気を身体一杯に吸って戻ってきて、そうしてできた漫画を僕は読んでみたいと思う。「シュガーはお年頃」でアサミを待つハタナカみたいにそうしたっていい、とファンは思うのだった。

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    漫画の立ち読みに関してはあまり振るわず、モーニングで「グラゼニ」を欠かさず読むくらいになってしまった。

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