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戦争について考えてみる

ahiruさんのまとめ

ahiruさんのまとめ

ジャンル : / 小説・文芸

作成日 : 2013年1月26日

更新日 : 2014年8月9日

  • それほど難しい本を読んでいるわけでもなければ、大量の本を読んでいるわけでもありませんが、戦争って何だろうというモヤモヤに答えられそうな多種多様な作品群を読みやすい順番で紹介。

  • ahiruさんのまとめ

    5分で読み終わり、5時間は悶々と考えさせられる絵本。
    24歳の若さで死んだ一人の兵士の生涯。

    『戦争で死んだ兵士のこと』より引用

    • 引用ここから 今はのどかな湖のほとり、
      ひとりの兵士が死んでいる。 引用ここまで
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    史実にかなり近いと思われる形で描かれる特攻隊、ゼロ戦パイロットたちの物語。
    無駄死にでも犬死でもなかった。一人一人、普通の若者だったのに。
    感謝と尊敬と涙と悲しさとでいっぱいいっぱいになる小説。

    『永遠の0 (講談社文庫)』より引用

    • 引用ここから 「お前が特攻で死んだところで、戦局は変わらない。しかし――お前が死ねば、お前の妻の人生は大きく変わる」 引用ここまで ー 354ページ
  • ahiruさんのまとめ

    そんな永遠の0のような世界にタイムスリップ(?)してしまった、現代の頭の軽い感じの漫才師志願兄弟。突然今日からパイロット。自分たちの国が負けることを知っている二人の運命や如何に。

    国とか命とか愛する人とか家族とか、普通は天秤にかけられないものを、かけなければならなかった時代について、さらに身近に感じられる小説。

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    もしも、自分がヒットラーの娘だったら、あの大量虐殺を止められた?
    子どもたちの「もしもお話」が主軸になった児童文学。大人でも十分に考えさせられます。

    つまり、自分の家族が戦争加担者になった時に、自分の親が間違った選択をした時に、自分が止めに入れるのかという大きな問題です。実は、それってすごく難しいのかもしれません。

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    自分のことをわかってくれない両親と暮らすエマ。彼女にとって一番信頼できる相手は祖父母だった。しかし、祖母の死と、祖母の隠し持っていた日記を手に入れた時から少しずつエマの歯車が狂い始めた。

    愛する人が、ナチスの名の下、ユダヤ人虐殺に関わっていたということがわかったら…。

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    そこで、現実の話。
    911テロを身近に体験した日本人による実話。米国がテロとの戦争へと急速に突入していく様子が語られている本です。「どこかの国」が「敵国」へと変わり、「家族」が「戦争加担者」やら「愛国者」やらに変わっていく恐怖。異常性。

    ここからマイケル・ムーアの『華氏911』に移行するのもオススメ。

    『グラウンド・ゼロがくれた希望 (扶桑社文庫)』より引用

    • 引用ここから (9.11以降、アメリカが)多様性を受け入れることが強みだった自由と民主主義の国が、一気に排他的になってゆくのを私は信じられない思いで目のあたりにしていた。 引用ここまで ー 74ページ
  • ahiruさんのまとめ

    戦争の悪について考えるならコレ。
    原爆投下十年後、更に未来の広島。静かに、戦争反対を訴えかける儚い雰囲気の漫画。

    『夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)』より引用

    • 引用ここから   十年経ったけど
       原爆を落とした人はわたしを見て
       「やった!またひとり殺せた」
       とちゃんと思うてくれとる? 引用ここまで ー 33ページ
  • ahiruさんのまとめ

    広島に落とされた原爆。あるクラスの少女達に訪れた壮絶な「死」。死んだ女学生一人一人の記録は生き生きしている。ただの女の子達だったことを痛感させられる。

    戦争の悲惨さを描いた本は数あれど、原爆の圧倒的な攻撃力と、残酷さをここまで生々しく描いた本を私はしらない。

    『広島第二県女二年西組―原爆で死んだ級友たち (ちくま文庫)』より引用

    • 引用ここから 原爆で生き残ったものは、みな負い目を持って生きているんです。水をほしがった妹についに水をやらなかった私……。人を押しのけ、墓穴を一人で占領した母……。一つ一つが負い目になっているんです―― 引用ここまで ー 157ページ
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    原爆が落とされた。国の外れの老夫婦は運良く生き残り、助けを信じて二人静かに生活を始める。
    原爆の恐怖以上に、「無知」の恐怖が描かれる。黒い雨を飲み、食物を食べ、汚染されていく2人を見ながら、人ごとではないように感じる。自分ならどうする、という考えが途方もなく恐ろしい。

  • ahiruさんのまとめ

    『風が吹くとき』の大規模バージョン。
    こちらは児童小説ですが、結構な人数が原爆を生き延びています。汚染された土地。被曝に恐怖しながら、また一からコミュニティを築こうとする人々の奮闘とその難しさ。

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    クリスチャンの父が治安維持法により広島刑務所に入れられ、母と兄弟2人は、母の実家へ疎開。
    日本は勝つと信じて疑わない人。一億層玉砕を説く大人。「ヤソ」とキリスト教を差別弾圧する地域の人。頑張れと励ましてくれる大人。

    戦争は人の生活や価値観を変えてしまうのだということが小学生の目から語られます。

    『あの戦争のなかにぼくもいた (ベスト・セレクション)』より引用

    • 引用ここから 「わしゃいやじゃけんの」(中略)
      「わしゃ、アメリカがきて殺されるんなら、殺されるけぇ。なるようになるままでええんじゃ。わしは、海には入らん」
      おばあちゃんの声はずっとかわらなかった。
      「スミヨや孫たちを巻きぞえにせんとってくださいよ。あんたには死ぬだけの理由がるかもしれんが、おしつけんといてください」
      のんびりしていたけれど、おばあちゃんも本気だとぼくにはわかった。 引用ここまで ー 203ページ
  • ahiruさんのまとめ

    そこで目線を変えて、戦争って何でしょうか。
    もしとなり町との戦争が勃発したら、戦争反対と立ち上がることはできるのでしょうか。
    自分の身近に被害がなかったらどうでしょうか。

    世界の問題を自分の問題に近づけられる小説。

    『となり町戦争 (集英社文庫)』より引用

    • 引用ここから 僕たちは戦争を「否定」することができるし、否定しなければならないものだと感じている。ただしその「否定」は「あってはならないもの」「ありえないもの」としての消極的な否定であり、「してはならないもの」としての積極性を伴った否定にはつながりえないようだ。 では、「現にここにある戦争」を、僕たちは否定することができるのであろうか? 引用ここまで ー 92ページ
  • ahiruさんのまとめ

    と、色々と小説を読んだ結果、こういう本に行き着きました。
    戦争はなぜ起こるかを一市民が考えたところでどうにもならないのかもしれません。
    でも、何も知らないよりは、何か知っていたほうがいい。
    何も考えないよりは、何か考えていたほうがいい。
    何より、この本が語る「戦争をなくす方法」は当たり前の、個人レベルで意識できるような、簡単な「コミュニケーションのコツ」なのです。なぜ、国同士の利害が絡むと、それがうまくいかなくなるのでしょうか…。

    『戦争はなぜ起こるか』より引用

    • 引用ここから 人間は、人間を凶暴にするような条件を自分でつくり出して、その結果、本当に凶暴になったのである。 引用ここまで ー 200ページ
  • ahiruさんのまとめ

    原爆を作った側を主人公にしたお話。
    原爆を開発するために、天才科学者を集めた町、ロスアラモス。戦勝を祝うパーティーの夜、一人の男が撲殺される。原爆開発責任者のオッペンハイマーは、友人のイザドア・ラビにこの事件の調査を依頼するのだが…。

    ナチスが原爆を開発しようとしていなかったにもかかわらず、アメリカは原爆を作り、落とし、それによって戦争被害がおさえられたと思っている。人の怖さ。戦争では、何か理由をつけてでも強い兵器を持たなくてはならない。凶器が蔓延した恐ろしくて憤る本だった。

    『新世界 (角川文庫)』より引用

    • 引用ここから どうやら全体主義というやつは個々の人間から責任の観念と、善悪の区別をも奪い去ってしまうものらしい。 引用ここまで ー 172ページ

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