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2013年の10枚

大豆さんのランキング

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ジャンル : 音楽 / その他

作成日 : 2013年12月21日

更新日 : 2013年12月31日

  • 昨年に引き続き、今年の10枚をまとめてみました。
    まとめてみて気付いた事として、作品の良し悪しや好き嫌いだけで選定しようとすると、選ぶタイミングに左右されてしまうなあと。
    年を越してから出会ったものも多い2012年発売作品から10枚を改めて考え直すと、3枚ぐらいチェンジしたいし順序も変えたい気がするので。
    (昨年度はこちら→ http://booklog.jp/matome/818/bigbeans2013 )
    では年の瀬に選ぶ意味があるとすれば何なのかと考えると、作品自体の良さ・好みよりもどんな記憶が刻まれたかがポイントになる気がします。どうせ評論家でもないのだから、そうしたパーソナルなタグ付けした方が載せる意味もあるのかもしれませんし。
    するとまあ、記憶に新しいものの方が強いことになってしまうけど、それでも記憶に焼き付いてる作品こそ名盤なんじゃないのかとも。

    というわけで、昨年度よりも【思い出補正】を多めに盛り込み、もっともっとパーソナルな、

  • 大豆レコード大賞2013!

  • 追伸、個人的な事情により、近いうちにこの記事含めてアカウントごと削除する可能性がありますのでご了承ください。
    どんな時も素敵な作品を届けてくださるミュージシャンの人々に感謝。

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    冒頭、記憶に新しい方が上位に来るのでは?という懸念を示しましたが、このように1月発表の作品を1位に提示することで払拭させて頂きます。

    御師80歳の節目に、まるで遺言かのように世に送り出した最新作(師の快活さを見ればまだまだ現役!と安心出来ますしそう願いたいですが、作品発表の同時期に巡り会えた感動もあり、このような不躾な表現をしております)は、師の代名詞たるシンセサイザーの登場しないフルオーケストラをフォーマットに、震災の傷痕未だ深い東北の地への祈りをも込めるかの如く宮澤賢治をテーマとして掲げた作品。
    それだけを捉えれば、音楽界の大重鎮が後世に残すメッセージ的意味合いが強く出て、それこそ正座して聴かなきゃいけないと思わせる堅苦しい1枚となってしまうわけですが、そこに現れるのは、日本が世界に誇る二次元ディーバ・初音ミク。師が待望した“喋る楽器”をオーケストラへ大胆に器用することで、変な高尚さを廃し、面白さや親近感を与えることに成功しています。

    Tr.3「注文の多い料理店」では初聴こそフルオーケストラとのコラボに強烈な違和感を憶えるものの、Tr.5「銀河鉄道の夜」までには、その佇まいこそ師が求めたファンタジーの体現であることを耳で実感できる新しい体験ができます。
    さらにここからが思い出補正ですが、本作品を掲げたオーケストラの東京公演を観に行った事で、この感動が視覚にまで至りました。指揮に合わせて歌い舞う初音ミクと、その種と仕掛けを支えるプロの技術の融合。そこに「自動」の無機質感はありませんでした。そこに、私は涙を堪えることができませんでした。

    皇后様との出会いやノイズの重鎮・非常階段とのコラボ、最新バージョンでの英語対応など、成長を続ける初音ミクさんですが、いつかこの冨田先生の挑戦をきっかけに、より多くの分野を巻き込んで大成し、2020年東京五輪のオープニングセレモニーなんかやってくれたら素敵だと思いますね(ダメよJ-POPにやらせちゃ!)。そんな将来への期待すら覚えさせてくれた、本ランキングぶっちぎり最年長アーティストのこの1枚を、僭越ながら1位とさせて頂きます。

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    2012年の10枚にもDE DE MOUSE「sky was dark」を“聴き歩き用なら1位”と称しましたが、今年のその枠にバッチリ当て嵌まる1枚はぶっちぎりでコチラ。
    DE DE MOUSEのそれが「目の前の風景に魔法をかける」アプローチなら、この作品はその対極で「目の前の風景こそ魔法のように美しいだろう」と訴えているようなもの。都心と郊外の狭間=edgelandを描いたというこの作品のテーマがね、まさに今自分が住んでいる街の風景に泣けるほど一致してて、僕は聴きながら思わず電車を降りて散歩したこともありました。そう、この初回盤DVDの映像作品のように、寂れた街の川辺を、カールおじさんと同じように少し微笑みながら(お巡りさん僕を捕えないでください)。

    でもこの作品を初めて日本で披露した新木場でのライブを観てたんですが、その時は眠くなったんだよなあ(笑)。フジロックにも出てましたよね。そちらは盛り上がったのかな。

  • 3
    IN RAINBOW TOKYO

    IN RAINBOW TOKYO

    うみのて 音楽 2013年3月20日 iTunes Storeで見る iTunes Store ¥ 1,500
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    2010年の神聖かまってちゃん、2011年のモテキPickup勢(女王蜂とか夙川ボーイズとか)、2012年は快速東京と、毎年幸運なことにニューカマー的な存在と1組は出会えるのですが、今年はこの、笹口騒音氏率いるバンド「うみのて」こそ至極でした。

    とはいっても、恐らく数年前から知る人ぞ知る存在ではあったらしく、変な出会いで、ある日唐突にBjorkの「joga」のPVが観たくてYouTubeにアクセスしたところ、カバーしてみた系動画がUpされてて、「どんな奴だろこんなんカバーしたの」と気になってリンクを開いたら、この笹口騒音氏だったという。そこから「おんがくのじかん」PV見てそのハイトーンボイスと近づいたら危なそうな存在感が頭に焼きつき、日数を経過して手にしたのがこの1枚。で、以下の感想を呟いたところ、ご本人様のエゴサーチに引っかかりましたのでご紹介。

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    やったーレディへ大好きです!RT @大豆: 笹口騒音ハーモニカなる方が率いるうみのてというバンドのアルバムを聴いている。若い頃のレディヘっぽさを感じる曲調のせいか妙にハイソな臭いもして新しい。下手に近寄ると火傷しそうな印象だからこっそり追いかけたいバンドかも。

    ********

    収録曲「もはや平和ではない」には“笑っていいともやってる限り平和だと思ってた(そうですね!)”という面白くも皮肉(特に今年はいいとも放送終了が決定しただけに)な歌詞を含めながら、戦前といっても過言ではない危い現代を、トムおじさんが妙に神格化されて機能してないRadioheadのメッセージを代弁するかのような音像で体現しています。こうした、自分にも他者にも唾を飛ばすような音楽を、きっと毎年誰かが唱えてなきゃいけないんだと思うし、うまいこと聴けて良かったなということで、堂々3位。

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    私、正直本作のリードトラック&先行シングル「ミュージック」の印象には山口氏個人への危機感を覚え、そのようなレビューも書きました。( http://booklog.jp/users/bigbeans2013/archives/1/B00AB16EX0
    しかしこのアルバムを通じ、山口氏が考えていたのは、もはや前作「DocumentaLy」までの一個人の「パフォーマンス」ではなく、バンドもといチームサカナクションが現在の立ち位置で世に提示すべき「プレゼンテーション」だったんだなと。いや、前作までも山口氏はそのテーマを一人背負いながら戦っていたと思うけど、それをバンドが共有した結果が今作なんだなと知りました。
    だから、慣れたフォーマットの組み合わせも、他のアーティストとのコラボも、お茶の間進出も厭わなかったんだなと。

    あくまでロック私小説やロックバンドの大河ドラマを追いたいのだとすれば、前作こそ最高傑作であり、そういうのが好きな僕には今作に星5つは付けられないのだけど、そんな狭い了見は取っ払って、むしろこれこそ正座して聴くべきかもしれない、「プロの仕事」というものを感じる1枚でした。

  • 5
    アモック

    アモック

    アトムス・フォー・ピース 音楽 2013年2月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp
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    サカナクションとは対照的に、自分の好きなことを突き詰めていった場合はこのトムおじさんの結果になるのかなと。
    宗教化の進むRadioheadを嫌いな方々も思わず気になっちゃうスーパーバンドメンバー(レッチリのフリーとか)を呼び寄せ、さぞかしぶっ飛んだ演奏を聴かせてくれるのだろうと蓋を開けてみれば、実はトムおじさんがやりたかったのは「Hail to the Thief」の再演だったっていうね、僕そんなトムおじさんのお茶目さがますます好きになりました(笑)

    ただ、このところ明確なトムおじさんフォロワー(野田洋次郎くんが今年発表したソロとか)も現れてはいるので、そろそろもう少し他人が真似してみたくなるような作品を聴きたいかなあ。

  • 大豆さんのランキング

    大友良英さんのここまでのお茶の間認知度アップを、いったい誰が想像できたんでしょう。ランキング外に置いておくわけにはいかない、2013年最大級のトピックスだったと思う。それだけではしゃぐ。

    凝った音の作り方をたくさんしてるみたいだけど、決して劇を邪魔しない職人っぷりも如何なく発揮されていて(なのでむしろメインテーマ以外って改めて聴くことは少なかったのが実際なんですが)。
    サントラ好調のおかげでコンサートの機会も多かったようで、僕はドラマ見るのよりFREEDOMMUNE2013でのあまちゃんビッグバンドが初見だったのですが、フリースタンディングの場で聴いたメインテーマは思わず踊りましたよ。酒飲みながら。楽しかった。

  • 大豆さんのランキング

    まさかアニメ関連のCDがこのランキングに入るとは。
    原作を愛する者、深夜アニメを愛する人々の間の一部では、決して受け入れられない姿勢ではあったのかもしれないけど、今この時代に「アニメ化」する意義というものをだいぶワガママに提示したんだと思う「惡の華」。
    その主題歌が収められたこの1枚、まあ凶悪なこと。「ハナガサイタヨー」は個人的には流行語大賞に加えたい。あと宇宙人のOP曲は、カラオケで声質分けながら歌うと楽しいですよ。まあ、キモイことになるのでヒトカラでの実施を勧めますが。

  • 大豆さんのランキング

    いやはや、今年はNHKがすごかったってことなのかしら。
    この番組についても1回も見たことがなかったのですが、六本木で開催された「デザインあ展」が本当に楽しかった。幼少期からこんなワクワクする音楽を知っていたら、どんな成長をしてしまうのか。一家に一枚置いておくべきかもしれない一枚。但し、お子様がこのCD触ったらブックレットが散々なことになっちゃうかもしれませんね(笑)

  • 9
    Where Light Ends

    Where Light Ends

    ジェフ・ミルズ 音楽 2013年4月2日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp
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    個人的に、ジェフミルズを初体験できたことも今年のトピックスでした。
    宇宙飛行士・毛利衛とのコラボという、「?」が頭上に浮かび大気圏まで飛んでいきそうな企画盤ですが、そこで提示されていた宇宙観は、およそSF映画や他ジャンル音楽で提示されているドリーミーな要素などなく、それはむしろ映画「ゼロ・グラビティ」などで描かれたような恐怖と孤独に支配された世界でした。

    といってもジェフ氏はこういった作品を過去にも何枚も発表していることがその後分かってからは、改めて聴き直すことも少なかった1枚ではありますが、このアルバム発表直後に渋谷WOMBで開催されたリリースパーティでのジェフ氏のサービス精神とかさりげない笑顔とかが忘れられず、ランクイン。

  • 10
    N

    N

    にせんねんもんだい 音楽 2013年7月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp
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    にせんねんもんだいのライブに、今年は何故か縁があり、3回も観て、いやはやカッコいいこと。
    人力ハウス(?)という試みは決して新しいことではないにしても、この平仮名オンリーなバンド名からまず想像できなかった音像と、ドラムの人の筋肉と、演奏終了後の「ありがとうございました。」のひと声がめちゃくちゃ萌えトーンだったことがとにかく衝撃でした。もっと売れるべきという期待を込めてランクイン。

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