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2016年の10枚

大豆さんのランキング

大豆さんのランキング

ジャンル : 音楽 / その他

作成日 : 2016年9月5日

更新日 : 2016年12月31日

  • 素人が今年聴いた音楽作品から私的ランキングTOP10を挙げるという、自己満足企画もついに5年目。大いに「思い出補正」の入るランキングとして大変好評です、筆者の中でのみ。

    2016年は、世界史的な事件、天災、訃報などが相次ぎ、やっぱりただ笑って年を越すのはどうにも難しそうな、なにか今後「16以降」と語られそうな出来事がこれから増えていくような、大事な年だったように思います。そんな意識が作用したのか、初めて洋楽が3枚も入る結果になりましたが、選んでいるのはベタもベタなので、音楽的な豊潤さを求める方はよその記事をご確認ください。

    筆者は今年、ライブ・コンサートにかつてないほど足を運ぶことができ、音楽体験も過去最高に充実したと断言しますが、ここのランキングは「今年発表された"アルバム"」を前提条件に組んでいるのと、システム的に検索できない作品は載せられないため、あまり今年の体験自体を反映はできていないかも。残念。

    そしてブクログ様の仕様により、ランキング形式の記事なのにTOP1から順番に読むことになってしまいます。この機能、あんまり流行ってないんですかね。その方がひっそりやれて楽しいんですけどね!

    ということで、10位から読んでくださってもかまいませんのよ?

    あ、そのままお読みになると。かしこまりました。
    それでは以下、どうぞ。そして良いお年を。

    過去のまとめ(2012~2015)はこちら http://booklog.jp/users/bigbeans2013/matome

  • 1
    A Moon Shaped Pool

    A Moon Shaped Pool

    レディオヘッド 音楽 2016年5月10日 iTunes Storeで見る iTunes Store ¥ 1,500
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    筆者にとっての神様、ですから。やっぱり1位はもう当然。

    この"神様"っていうのは、必ずしも信者を救う類のものではなくて、その一挙手一投足に抗う手段なく平伏す相手みたいな意味です。僕にとってのジャガーノートみたいな存在ですよ。音楽でしか味わえない感情と体験をもたらす存在。

    会えたんですよ今年ついに、ようやっと(サマソニ東京2日目)。そこでの2時間は、もはや僕がどれだけ彼らの生演奏を懇願してきたか、その間に何を味わってきたのかなどどうとでも良くなるもので、慶び・哀しみ・憎しみ・興奮・・・いや、どれでもない何か新しい感情を呼び起こす体験に終始していたと思う。きっと傍から見たら彼らの音楽に操られている僕の姿は新種の怪物のように見えて気味が悪かったに違いない。
    「Radioheadに心酔する奴にろくな奴はいない」とは音楽ファンの間でまことしやかに囁かれる論であるが、そりゃねえ、彼らの音を浴びてる最中の人間じゃない姿を見ていれば一目瞭然だろねえ。

    といったような素晴らしい一夜の根幹を支えていたのは、この新譜までの楽曲があったからこそなのだと、今なら少し冷静に振り返ることができます。

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    Radioheadが僕にとっての神様なら、Underworldは僕にとってのヒーローそのもの。いざとなった時には海の向こうから可愛いおじさん達が助けに来てくれるのだ。そしてとてもとても気持ち良くだけさせて帰っていくのだ。

    なんと今年は、誕生日にも来てくれた。ありがとうな(誰

    正直、音的には何もかもいつも通りって感じなんだけど(笑)、それが2016年になっても渋谷原宿で聴いたって立派にカッコいいと思える佇まいをキープしてるんだから無敵だなと思います。Radioheadが(ってさっきから比較ばっかりだな・・・)が「未知」を教える存在なら、Underworldが提示してくる音楽はいつだって「快」そのものだと思う。今年ならIf Rahでイケるわけである。

    とにかく今年のサマソニは、そんな僕にとっての神と英雄が2夜連続で降臨する、後にも先にも無いであろう祝祭だった。ので、堂々の2位。

  • 3
    META

    META

    METAFIVE 音楽 2016年1月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp
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    他人に勧めたさでいえば10枚中ぶっちぎりの1位は彼らの音楽。
    高橋幸宏・小山田圭吾・砂原良徳・TOWA TEI・ゴンドウトモヒコ・LEO今井。誰かが言っていた「ぼくの考えたさいきょうチーム」みたいなバンドだと。野球で言えば全員が指名打者のようなポテンシャルを持つ人物達だ。それが何故これほどまでに綺麗に纏まって楽曲群を仕上げることができるのか。それでいて誰の遠慮も感じず、古参の各ファンをにやつかせるように6人の音色が確認できる仕様になっている。このアベンジャーズのようなバンドを、メディア各位はもっと彼らの製作工程に切り込んでその組織論を新書として発表してほしい。はやくしないと彼ら解散するぞ、なんたって全然ソロで張れる人達なんだから(というかソロも待望だが。特に小山田氏と砂原氏)

    第3位の理由は、Zepp Tokyoでのクールなライブの印象も強いが、やはり筆者のライフワーク的夏フェスだった"WORLD HAPPINESS"での感動的ラストアクトだ。2010年から通っていた夢の島陸上競技場がついに使えなくなる寂しい夏の終わり、このフェスが育てたといっても過言ではなかろう彼等のライブが、それまで幸宏さん絡みのバンドに抱いてた、どことない権威性みたいなのを完全に差し置いて純粋に「かこよす!!」と思う爽やかな内容だったのがとても嬉しかったのだ。

  • 4
    両成敗(通常盤)

    両成敗(通常盤)

    ゲスの極み乙女。 音楽 2016年1月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp
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    2016年はSMAP解散騒動(そして本当に解散した)に端を発して、自分自身の音楽やエンターテイメントに対する姿勢を問われた1年だったと思う(同じように感じてくれる人と是非酒を飲みたい。あのSMAP×SMAPでの謝罪会見は、最早SMAP自体などどうでもよくなるような重大事件だったと筆者は常々考える。ショックで音楽そのものが聴けなかった時期もあったぐらいなんだ。この話はまたいずれ)。

    果たしてこのアルバムで掻き鳴らされる抜群なロックンロールは、あのゴシップがあった「から」カッコいいのか、あのゴシップがあった「としても」カッコいいのか、いまや誰にも正常な判断は出来ないだろう。
    ただ、少なくともこの"不覚にもリアル"な作品の佇まい、僕の中では信頼を勝ち取った。ああ、大いに好きだ。残念ながら一度もライブを観ることなく活動休止に入ってしまったけど。

    あとは個人的には、知らないでプレイしてたユーザー大顰蹙&俺には最高評価だった消滅都市(スマホゲーム)とのコラボ曲「煙る」が収録されてるのもポイント高いんだけど、まあ、どう聴き直してもボーナストラック。

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    今年はやたら邦画が盛り上がった年でしたよね。なんだか筆者もやたら観に行った。過去最多な勢いで。

    邦画のトレンドのひとつに、いわゆる劇伴を主の生業とする音楽家以外のミュージシャンが音楽を担当する流れがあるかと思います。今年話題になった映画だと・・・

    君の名は。/RADWIMPS
    この世界の片隅に/コトリンゴ
    聲の形/牛尾憲輔
    SCOOP!/川辺ヒロシ
    何者/中田ヤスタカ
    TOO YOUNG TO DIE/向井秀徳

    とかとか。
    例えばCGたっぷりのハリウッド超大作への器用だったらどっちらけですけど、邦画のスケールにならとても合う気がして、好きな流れだと筆者は思っております。上記も全部は観てないですが良いサントラになっていた!

    が、翻って今年の10枚に劇伴部門として鷺巣さんのこの1枚は外せなかった!シンゴジラの、まるでエヴァのスケールを実写に持ち込んだようなフレームワークと鷺巣節は見事にマッチ。伊福部昭への平伏必然と云わんばかりのリスペクトも熱い。
    彼の劇伴の何が好きって、すごくわかりやすい点なんですよね。それはかつて筆者が思春期に熱中した「踊る大捜査線」シリーズの松本晃彦氏のような(この流れで出すと恥ずかしい名前な気もしつつ)主張の強い劇伴。
    他のサントラは映画監督と歩調を合わせてる感じが印象的なんだけど、シンゴジラと戦いに行ってるこのサントラはやっぱり熱いです。

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    武道館のライブが本当に印象的でした。
    ロックというフォーマットを使って「バンド」をメタ的に表現しているような、現代アートを眺めているような世界観。
    それは、前述のSMAP問題に打ちひしがれたり狼狽えたりしていた自分に新鮮な感覚を持ち込んできてくれた。

    「相対性理論というバンドはもとよりロックなんてやってなかった。」

    それを知った時、「ライブ」ひいては「音楽」への嗜み方に固執していたのは自分の方ではなかったかという気付きを得、これまでいつのまにか無意識に貼ってきた数多の作品・アーティストへのレッテルがするする剥がれていき、これから生み出されてくるであろう作品への期待という希望を取り戻すことができたのでした。

  • 大豆さんのランキング

    1曲目から「アル中だった父に結婚式の姿を見せたかった」て感じに始まる、個人的にはとってもずるいアルバム。。10代の頃にミスチル聴いてた時のような浸透圧を感じる1枚を、まさかシカオさんから提供されるというのはちょっと意外でした。

    何度かフェスの場でもその頼もしい姿を垣間見ることができ、ひょっとするとファンクおじさんがうるさいGIGなんじゃないかっていう穿った見方も無事に払拭。
    kokuaのアルバムもとても良かった。「夢のゴール」は発明品みたいな名曲だと思う。

  • 8
    BASIN TECHNO
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    今年の新人枠。EDMブームに乗っかってやってきた、音楽界のムロツヨシ、みたいな存在だと思っている。世渡り力強そうな感じとか、バイタリティに溢れてるところとか。絶対に頭良いんだぜこういうのこういうスピードで出す人って。

    去年、水カンについて「音楽に興味ない人にこそ聴かれて欲しい」てレビューを書いたんだけど、たぶんこっちの方がそういう層にもウケる気がする。ライブが楽しそうで、来年は絶対一度行っておきたいんだけど、観客にも発声可能上映的なユーモアさが求められてる気がしてビビるのは僕だけ?

  • 9
    farewell holiday!

    farewell holiday!

    DE DE MOUSE 音楽 2015年12月2日 iTunes Storeで見る iTunes Store ¥ 1,800
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    あれ?去年も載せてなかったっけ?と思ってくださった方は筆者のファンでしょうか。え、どこ住み?LINEやってる??

    発売日的には前年発表の作品なのですが、実はCDにはリミックス音源ダウンロードのパスが書かれた特典があり・・・というのは、今じゃそんなに珍しくない手法。

    凄かったのが、そのパスからアクセスできる楽曲が毎月1曲ずつ追加され、最終的にはCDに収録されている曲すべてのリミックスがUpされて完成するという、実に丸2年間のプチ・サグラダファミリア的なプロジェクトだったというところ。
    その間にもライブ活動はありましたし、新作も発表していたのに、マメにも程がある。筆者なんか会社の週報出すのも(略

    やっぱり1月に開催された、この作品のリリース記念も兼ねたプラネタリウム公演の素晴らしさがランクインの要因。どうしてもあの感動を伝えたくて、12月の再演(演出はシンプル化していた)にはよそ様の子供を連れて向かったりもしました。子供達はぐっすり眠っていました。

  • 10
    ★(ブラックスター)

    ★(ブラックスター)

    デヴィッド・ボウイ 音楽 2016年1月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp
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    「世界的に激動だった」と纏められて異論は少ないだろう2016年の影は、この黒い星に導かれるように旅立った御大の喪失から始まっていると思う。ほんとう、遺作を誕生日に発表して翌日に逝くという命の燃やし方、人生の去り方には、劇的過ぎて未だにフィクションのように思える。

    いつの年だって誰かは亡くなるわけだけど、特に今年は、そのショックが大きかった(身近にもあったから、なのか)。
    個人的には、冨田勲氏についての報が衝撃的で、そしてその追悼公演「Dr.コッペリウス」で得た感動は鮮明だ。ここに書くには余談にはなってしまうけども。でも、常に挑戦を続ける背中と作品から、何度も天才と呼ばれたであろう者達が、最後の意志を以て何を伝えようとしたかを考察するなら、並列することも失礼ではないように思う。氏のメッセージは、後世への啓発、だったように今は考える。

    さてボウイはどうだったのか。発売直前当時の音楽雑誌や、本作封入のライナーノーツを読めば「ボウイ新時代キタヨコレ!」と絶賛の文章が並び、ちょっと滑稽だ。で、肝心の中身は、Radiohead以上に不穏だが新しい潮流を讃えるような挑戦的な音像を短いトータル分数に濃縮していて、背筋がちょっと凍る。やはり氏も、決して古き良き時代を振り返るなと、啓発するようなメッセージを遺作に残したのではないかと、にわかの僕は勝手に思っている。

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