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2017年の10枚

大豆さんのランキング

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ジャンル : 音楽 / その他

作成日 : 2017年7月19日

更新日 : 2017年12月31日

  • 今年発売された「アルバム」形式の音楽作品10枚を選出しながら「こんな年だったなあ」と振り返る、筆者による筆者のための大好評企画も6年目に突入しました。
    このブクログまとめ機能、本当にアップデートがないですね。諸々の文句は例年で言い切りました。
    前口上無しで、さっそく。

    過去の同企画はこちらからご確認を。(2012~2016)
    http://booklog.jp/users/bigbeans2013/matome

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    あくまで個人的感覚だと思いますが、今年って、やたら20年前がフォーカスされた年だった気がするのです。つまりが1996~97年のリバイバル。CDバブルの弾ける直前の頃の、何が流行ってるのかよくわからなくなり始めた時代。

    この頃活躍していた人々が活動を再開したり(SMAP森且行が脱退したのは96年。72時間テレビは20年ぶりの公的再会だったわけですね)、節目を迎えたアーティストがいたり(Kinki KidsのTVドラマ「ぼくらの勇気 未満都市」新作放送、懐かしかった。安藤裕子ねえやんも彼らとデビューが同期で、堤幸彦監督にゆかりのある所に共通点が)、あるいは卒業したり(安室ちゃん…)。当時発表された各種の名作も振り返りが行われ、Radioheadは1997年発売の不朽の名作「OK COMPUTER」をガチ企画としてリマスター盤リリースしました。
    (・・・んーやっぱり個人的な感覚だな。。)

    そんなエンタメ世界の人々の隆盛を横目に感じたのが、「どんなに良い事があっても、悪い事があっても、そこで物語が閉じられることはなく、人生は続くのだ」ということ。それは絶望でもあり、希望でもあるということ。

    96年に一部の人々の熱狂を生んだ映画「トレインスポッティング」は、ドラッグや暴力にまみれる英国の若きクズ共の青春物語。主人公は最後、不敵な笑みを浮かべながらそれまでの環境をトンズラしますが、、、ほらやっぱり案の定、ろくな人生を歩んでいなかった。そんなところから始まり、それでももう一度、ギラギラして下品な青春は楽しめる。そういう20年目の続編だったと思います。
    主題歌Born Slippyも、キャスト陣と同じように歳を取ったかの如くテンポが重く落ちたバージョンに。これを格好いいと思う自分も、同じように老けてしまったんだろなと痛感しながら、そんな自分を嫌わずに居られる、地に足の付いた1枚を、今年の一位に掲げます。

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    とにもかくにも特典として全編収録の大盤振る舞いなROCK IN JAPAN FESの60分の映像。観ていない方にもお配りしたい。何故なら、この夏最高の現場が納められているし、ずっと観たいと思っていた景色だったから。

    彼らの音楽を好きだと自覚したのは2010年にLIVE-GYM(ワンマンライブ)へ初めて行って以降だ。でも、幼少期から、もう好きも嫌いも感じるもっと前から、親の影響を受けて彼の音楽には接し続けていた。身の回りの人々の感覚もそんな感じだ。これだけ売れているから、知らなくても知っている人々だ。

    こんなにカッコいいのに、他のアーティストのようなコミュニティの交流がいつまで経っても起きない。色んな音楽が好きな自分にとって、それは一抹の恥ずかしさを伴い続けさせる感覚だった。どちらかというと、彼らの音楽が語られるとき、B'z以外の存在が見えないことが多かったから。
    でも、B'zはファンだけのための存在じゃない。ファン以外もアツくさせる存在な筈だ。それが証明され得る現場として、邦楽中心フェスへの出演は熱望しているところだった。

    CDバブル期以降に生まれ育った若者達数万人と共に、「ultra soul」よりも先に「裸足の女神」を大合唱できたあの現場で、それは証明されたと同時に、自身が彼らの音楽を血肉に生きていることを誇りに思えたことが何よりのお土産でした。

    アーティスト・オブ・アーティストであることが万人に示された後に出された新作である本編も、ごん太のハードロック。ご自身達を皮肉るようで誇るような表題から痺れる。もっと聴き込んだら1位にしてました。

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    京都は宇治市より彗星の如く現れた実家暮らしの小太りピエロ、スーパーサイズで全国を席巻。みんなで楽しくうんぱっぱーのぶんぶん。流行語大賞に入れてあげて(遅い)

    Mステその他音楽番組での徹底したピエロっぷりは、コンプライアンスに縛られた既存のTV出演者よりも伸び伸びしていて痛快だったし、そうしてすっかり知名度を伴って開催されたワンマンライブでの、幅広い客層を一人残らず楽しませる姿が本当にカッコ良かった。今年もたくさんのコンサート・ライブに足を運びましたが、老若男女・趣味嗜好バラバラの現場というのも他にたくさんありましたが、この現場はそのバラけかたも広範囲な中で、今年イチの一体感を思うほどの盛り上がり。個人的には、付近にいた父子のブチ上がり方が感動もので。親に影響されて連れてこられた感じじゃなかったのが。親も親で子供みたいにはしゃいでたのが。

    CD音源も、前半笑かせて後半泣かせるという、なんらかのメソッドすら確立させてるかのような分かりやすい構成が光っていてリピート率高かった。ナメてはいけない名盤。

  • 4
    Planets (Special Limited Edition)(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)

    Planets (Special Limited Edition)(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)

    ジェフ・ミルズ&ポルト・カサダムジカ交響楽団 音楽 2017年2月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp
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    デトロイトテクノの巨匠にして口を開けばウチュウを語るジェフミルズ御大が構想10年を費やしてフルオーケストラとの最接近によって結実させた、太陽系惑星間航行の音楽化。我々が軒並み死んだあとの世界で実現するかもしれない、孤独で暗澹たる長い旅の模様を今聴けるんです。すごくないですか。何を言ってるんでしょうか。自分でもよくわかりません。

    作品のレビューは盤面の方に書きましたので是非そちらを。オーチャードホールで行われた本作品のフルオーケストラ×ジェフ本人のDJによる演奏は、この高貴で難解な作品テーマを讃えつつも、土星接近時には演奏者たちが観客をサラウンドのように取り囲んで土星の輪のようにフレーズをリレーするフェーズなんかもあったりして、意外とコミカルで楽しかった。想像力と説得力が高次で交錯する豊かな時間だった記憶。今年のベストアクトのひとつです。

  • 5
    Elektrac

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    Shobaleader One 音楽 2017年3月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp
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    ジェフミルズが芸術点の最高ポイントを叩き出したなら、技術点の最高ポイントを叩き出したのはスクエアプッシャー率いる蛍光覆面4人組バンド。もし銀河系対抗の音楽祭が開かれるとしたら、彼らこそが地球代表として出演するに相応しいチームだろうと確信する空前絶後のライブパフォーマンスが納められた2枚組。

    SONIC MANIAでの来日では、機材トラブルの発生でその力の数%が損なわれていたそうだが、いったい何が関係あったのでしょうか、息を付かせぬ超絶技巧の応酬に、ノるどころか、踊るどころか、叫ぶどころか、口をあんぐりと開けて笑い続けるしかなかった。人間、本当にスゴいものと向かい合うときは、自分の感情や快不快もどこかに置いてけぼりになってしまうものなのですよね。

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    グローバル意識で名義がマイナーチェンジした遠藤大介氏が、昨年までの多様な作風への挑戦に区切りをつけ、レーゾンデートルと向かい合ったかのように放った渾身のダンスアルバム。個人的には前作までの他があまり取り組まなそうな企画が好きなのですが、でもこんなの嫌いにならないわけがない。書を捨てよ、街に出よ、歩くな踊れ!とでも言いたげな、多幸感を肯定する珠玉の11曲。バンドを従えて実演奏で行われた各所でのパフォーマンスは、無機質と有機質のハイブリッドが大成功してて、観る度に全身筋肉痛必至のエクササイズとなってしまう発狂のダンスフロアになっていました。

  • 7
    SUPERMAN (USB版)

    SUPERMAN (USB版)

    水曜日のカンパネラ 音楽 2017年2月8日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp
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    メジャーデビューを経て無事に"第1期"を完結させた彼ら。それまでの存在感拡大を第一目的としたような奇抜ながらポップネスを押さえたアイデアが全投入されたような本作および武道館公演は象徴的で、成功の翌日にはもう次の景色を見据えていたとコムアイ自らは語り、行動に移していた印象。尊敬するBjorkの直後の時間からのアクトで、パーソナルな内容を挟んだMCをしていたフジロックでのステージが強く心に残っている。
    Suchmosが登場したおかげで自分たちのすべきことが分かったと言ったceroのように、岡崎体育が出てきたおかげでピエロを演じるのが全てじゃないよなと解放されたような振る舞いが印象的だった、と感じるのはあくまで個人的な見解。

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    美学、という評価点に於ける世界最高峰。フジロックにて初めてアクトを垣間見、単刀直入に思った感想。

    まあ、ね、何年待ちわびたことか、小山田圭吾ソロ名義。

    それ以外、言葉は要らない、気がする。

    ・・・あ、落ち着いた来年あたりにワーハピでどうですか。幸宏さん、メタファイブメンバーの贅沢ちょい使いはやめてください。

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    フジロック出演勢が続きます。厨房の時にfeat.Birdの「Life」が最高にオシャンティーだと思っていたマセた筆者、その後は大沢伸一氏のソロ作やクラブでのDJを嗜みながら、長年楽しみにしていたこの名義でのアクト、快の極みでした。Cornerius→小沢健二→Aphex Twinと、豪雨と喧騒の中の苗場を駆け巡った後に遠くから眺めた満島ひかりの姿も大変な癒しでした。

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    アーティストにも色んな矜持の示し方があるなあというか。本作、iPhone標準装備の音楽制作アプリ"Garageband"で全部作ったという話がどこまで本当なのかわかりませんが、こないだ音楽で生活するぐらいの知人と会話した限り「石野卓球ともあろう人がわざわざアレを良いと思って使うわけがない。こんなツールでもアルバム1枚作れちゃうんだぜっていう表明なんじゃないの」という意見にはわりと頷いた次第。

    「人間大統領」はべつに大統領選の前からあった曲らしいけど、なんだかジャーナリスティックだし、「東京チンギスハーン」「いつもそばにいるよ」のような踊れるような気持ちよさと笑っちゃうような不気味な歌の共存が特徴的。キャリアを追うごとに光っていくおっさん達が眩しくて怖い。

  • 編集後記

  • いい加減「アルバム」に限定するのもツラくなってきたと感じる6年目でした。
    考えたくなるのは「シングル」も含めたランキングです。
    その場合だと、下記のような作品を絶対に入れていました。

    ①小沢健二/流動体について
    ・星野源の本格的ブレイクやSuchmosらが台頭する風に乗るかのように羽田に再臨した生きるファンタジー、会心の新曲。文句無しの2017年代表曲。
    ②Mr.Children/himawari
    ・25周年ツアーで披露された新曲の、一聴するだけで脳内にエラー無くインストールされた強靭なメロディに膝を打ちました。
    ③Creepy Nuts/助演男優賞
    ・表題曲のリリックにも示されているような、時として主役の座を奪いかねない勢い、フェスで見掛ける度にタイテに組み込んで楽しませてもらいました。
    ④新しい地図/72
    昨年のSMAP解散の悲劇後の世界を、当の本人達が(まだまだ些末なしがらみはあるだろうにしろ)楽しみ始めた姿が頼もしかった。

    サブスクリプションの台頭も2年目で、トラック単位で楽しむこともすっかり当たり前になったご時世、アルバム/シングルって分け方もあまり意味はないと感じます。収録時間もピンキリだし。
    でも意識しだしたら、過去の同企画も見直しかけたくなるんですよね。で、それは面倒臭い(笑)
    検索にかからない曲をどうすんだ問題もありますし、トラック単位でランキングするなら、動画とか貼りたいですしね。
    我が家の環境がサブスクリプションサービスに本格対応できた年から、発表の場を変えることも念頭に考えたいところ。

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