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ご飯が美味しい小説

あまんじゃくさんのまとめ

あまんじゃくさんのまとめ

ジャンル : / 小説・文芸

作成日 : 2012年11月30日

更新日 : 2012年12月9日

  • レシピ本じゃなくて小説なのに、ご飯を作ったり食べたりするシーンでお腹が空いてしまうシリーズです。

  • あまんじゃくさんのまとめ

    物語の舞台となっている妖怪アパートでは、「るり子さん」という手首だけの幽霊が「超絶美味美麗」な食事を作ってくれます。漫画化もされていますが、講談社文庫版は現在7巻まで刊行済み、近々8巻が出版されるようですね。さらに、別冊として『妖怪アパートの幽雅な食卓 るり子さんのお料理日記』も発売されています。

    『妖怪アパートの幽雅な日常 1 (講談社文庫)』より引用

    • 引用ここから 薄切り肉のゆば巻きと、焼き茄子の田楽に、鯛の造りはあくまでも上品に。鯛のアラを焼いて丁寧に身をほぐし、ささがきごぼうとダシと卵でとじた鯛の身の柳川鍋、これをピッカピカの飯の上にかけて食う。大胆!おまけは、夏野菜と魚介類たっぷりの石焼きソバ!石鍋の中でジュウジュウ音をたてる焼きソバから立ち上る香りをかぐだけで、力が百倍にもなりそうなコチジャン味だ。絶品! 引用ここまで ー 117ページ
  • あまんじゃくさんのまとめ

    大阪の天満一兆庵の女料理人であった澪が、江戸の小さな料理店つる家で、苦労しながら料理をこしらえます。この澪の運命が涙なしには読めないほどの悲惨さで、両親は水害で亡くし、奉公先の天満一兆庵は火事で燃え、頼りにして出てきた江戸店はつぶれていて若旦那は行方不明、拾ってもらったつる屋でヒット商品を編み出せば、同業者に妬まれて火をつけられる・・・大事な幼馴染ともまだ会えないし、一回りも年の離れた人への仄かな慕情も今のところ報われてはいません。でも各章ごとに完成する料理は、本当に本当に美味しそう。巻末にレシピがあるのですが、作者の高田郁さんは、ご自分ですべてのレシピを試しているのだそうです。流石。

    『八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)』より引用

    • 引用ここから ただとわかって、男たちは安心したように碗の蓋を取る。柚子の香りがふわっと舞う。艶々と膜を張ったように滑らかな黄の肌。それに海老の赤、銀杏の翡翠色が鮮やかだ。恐る恐る匙を入れて、客は、うっと声を洩らした。匙を通じての感触が全く未知のものだったのだ。大方の客が匙を目の高さに持ち上げて、ふるふると震える黄色の生地を訝しげに眺めた。怪しみながら口に運ぶ。(略)客たちはただもう呆然と、碗の中を見つめている。
      「とろとろと口の中で溶けちまった。夢に違ぇねぇや。こんな旨いもの、この世にあるわけがねえ」 引用ここまで ー 188ページ
  • あまんじゃくさんのまとめ

    超能力者の犯罪を取り締まる「超能力者問題秘密対策委員会」略してチョーモンインの、出張相談員(見習)である神麻嗣子が、能解警部と、小説家の保科さんの力を借りて、事件を解決するシリーズ。長編も短編もありますが、基本は読みきり形式になっていて、どこから読んでも大丈夫。とはいうものの、シリーズ全体の伏線もあって、前述の三人と、保科さんの前妻である聡子さんとの関係は徐々に変化しているので、最終的にどうなるかが楽しみです。なかなか出ない次作を、首を長くして待っている状態です。カバーイラストの水玉螢之丞も毎回楽しみ。

    『念力密室!―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)』より引用

    • 引用ここから さっきは飲み過ぎだと叱っていたくせに、神麻さん、いつの間にか、山芋をすりおろしたものの酢の物や手羽先の塩焼きなど、お酒のおつまみをせっせとつくっていたらしい。どうでもいいけれど、酢の物に添える紫蘇の葉など、こんな細かい材料を、いつ用意したのだろう?保科さんは、もっぱら外食オンリーだから、彼が買っておいたものではあるまい。つまり部屋の主すら気づかぬうちに、冷蔵庫の中味は日々補充されているということか。相変わらず神麻さんの手際のよさには、呆れるやら感心するやら。 引用ここまで
    • 引用ここから 神麻さん、きざんだ海苔と紫蘇の葉を乗せた鮭チャーハンを皿によそって、先ず聡子の前に置く。(略)
      「――ごめんなさい(略)せっかく超特急でつくってくれたのに申し訳ないけれど、わたし、ちょっと本部に戻ってくるは。これは、誰かに食べてもらってくれる?」
      「はい、判りました」
      「あのー、刑事さん(略)せめてひとくち、味見しておいた方がいいわ」
      「え?」
      「でないと、後で悔やみますよ、絶対」一拍遅れて頷くと、能解さん、スプーンでひとくち。「――気が変わったわ。すぐに戻ってくるから。置いておいて」 引用ここまで

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