「出だし」が印象的な作品を、どんどん挙げてみて下さい。

皆さんにとって印象的な「出だし」の文章と、その作品を教えて下さい。

たとえば、
『雪国』の「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
『吾輩は猫である』の「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」
のような感じで。

作品の有名無名は問いません。
むしろ、無名の作品の隠れた「名・冒頭文」があれば知りたいですね。

ちなみに僕は、水上勉の『飢餓海峡』が好きです。

「海峡は荒れていた。」

  • 投稿日時 : 2012-02-28 00:21:03
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こんな楽しそうなスレッドがあったんですね……!
久しぶりに読み返した大好きな作品なので参加~(*´▽`*)

漫才で頂点を目指す二人組の熱い青春ストーリーです。

言えない。
なんでやねん、とは、言えない。
それが王串(おうぐし)の悩みだ。

ゼロワン/若木未生


かの有名な小説ですが、冒頭でいきなり

「怖いわ・・」

のセリフで始まります。



子どもなんてみんな、試験管で作ればいい。

少女/湊かなえ

「万物には魂が宿る。ミノベの信仰にはそうある。万物に魂は宿る。母体の下の口から、あるいは殻を破り、あるいは分裂し、あるいは型を抜かれ、あるいは袋に詰められ、あるいはネジをとめられ、あるいはネジと一緒に梱包され、万物の命は生まれる。そこに魂は宿る。ミノベは信じる。」

哲学書?!と思わす始まりですが、絶品のお仕事小説でした。
  • 回答No.3051-069735
  • この回答は削除されました。
書き出しで最近印象に残っているのは唐十郎の「サンドイッチマン」と「河童」

「昔、彼は口裂け女だった。
 自転車置場になっている阿佐ヶ谷駅のガード下で、ゲームセンターから足止めされた少年達を手招き、駅裏の病院まで追い詰め、「あたし、きれい?」と言ったことがある。
 その頃、彼はサンドイッチマンだった。」
  • しゅうこさん しゅうこ さんのコメント
  • 投稿日時 : 2014-06-02 19:29:51
「僕の兄は、河童になったと言えばいいのだろうか。それとも、河童を志していると言うべきか。
 いや、声をひそめてこう言おう。
 ――「実は、ありゃ、元々、河童だったんです」
 ある日のこと、兄は皿を一枚手にすると、善福寺池に姿を消した。」


長いんですが…
どちらも吸引力はんぱなかった。

人を殺した人間には、かつて一度しか会ったことはない。ちょうど四十歳という年齢でひとり。それでも、めったにない経験だろうな。とくにおれたち平凡なサラリーマンにとっちゃ。それがきょうは、あやうくふたりめを見るはめになるところだった―ー。

短編集に収録された「台風」の冒頭です。
超有名作品ですが…

『隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃むところすこぶる厚く、賎吏に甘んずるを潔しとしなかった。』


紀伝体を思わせる出だしで読者を李徴の物語に引き込みます。
中島敦の言葉の使い方は素晴らしいです
「不意を打たれたのはうさぎたちである!・・・・・」


おまけに最後の一文も感動的!
もちろん中身もすばらしいです。
  • 回答No.3051-046929
  • 名無しさん 名無し さんの回答
  • 投稿日時 : 2012-11-08 23:13:06
昔の質問ですが、紀伊国屋書店の「ほんのまくら」で手に入れた本から。
「およそ小説には始まりも終わりもない。」


「肩にオウムをとまらせた少年が線路づたいに歩いてきた。」

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