ブクログ談話室

「今昔秀歌百撰」出版を機に,お好きな歌人,和歌を教えてください。

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「今昔秀歌百撰」という和歌(短歌)の本が出ました。残念ながら,現在,市販していないようです。著者らによる寄贈のみとのことです。あるご縁で手元にあり,この作品から何を学ぶかを考えています。この本は,一人の選者が一人の歌人を選んでいます。そのなかで,小倉百人一首,愛国百人一首,平成新選百人一首と重複しない歌を原則に選んだそうです。
「今昔秀歌百撰」を読むにあたって、和歌は専門ではないので,「コレクション日本歌人選」というシリーズを参考しています。「コレクション日本歌人選」シリーズで採用されていて,「今昔秀歌百撰」に選ばれている歌人は主に次の28人(東歌を一人として)です。これ以外に「よみ人しらず」なども,シリーズに解説があるかもしれません。
額田王*    柿本人麻呂*  山上憶良* 大伴旅人*   大伴家持*  よみ人しらず*(東歌)*
在原業平*   紀貫之*    清少納言*  小野小町*   菅原道真*   伊勢*

紫式部*    和泉式部*   源俊頼*  壬生忠岑*   凡河内躬恒*   戦国武将(武田信玄)* 
辞世の歌(三島由紀夫)*  藤原定家*   源実朝*   後鳥羽上皇   良寛*   西行*   吉田兼好*  斉藤茂吉    正岡子規*    石川啄木*   若山牧水*  与謝野晶子*  寺山修司*
  
「コレクション日本歌人選」にないが「今昔秀歌百撰」歌人で,ここに紹介があった(2010/4/8追記)
齋藤史
「コレクション日本歌人選」にはないが,「今昔秀歌百撰」歌人で,http://bit.ly/I1qibO で紹介した歌人(2012/4/10から追記)
森鴎外*    岡本かの子*   建礼門院右京大夫*  式子内親王*    河野裕子*
阿佛尼*    太田水穂*     赤染衛門*      大伴坂上郎女*  狭野茅上娘子*
後醍醐天皇*  橘千蔭*     伊藤左千夫*     源順*       釋迢空(折口信夫)*  
与謝野鉄幹*  川田 順*     藤原兼輔*    右大将道綱母*    山部赤人*    
會津八一*   島木赤彦*    土屋文明*     契沖*     佐佐木信綱*

そこでお願いです。
1 上記の歌人の中で,好きな歌人はいますか?その歌人の好きな和歌はなんですか?
2 一番好きな歌人が上記にない場合は,それは誰ですか?その歌人の好きな和歌はなんですか?(よみ人知らずでも結構です)
冊子の出典がわかれば,お書きいただけると幸いです。販売されていないなどbooklogに掲載がないものでも出典をお書きいただけると幸いです。

参考: ここの短縮URL http://bit.ly/Hr9cGG ここの一覧 http://bit.ly/I5y0Ab
*印のしてある歌人の資料のURLなど今昔秀歌百撰の一覧(作成中)http://bit.ly/I1qibO
選者らは,これらの本を出すために,文字フォントを作り辞書の誤りを指摘しています。
ハッシュタグ #今昔秀歌百撰 #和歌 #短歌

ps.和歌・短歌の資料については http://booklog.jp/q/3329
質問No.3277
みんなの回答・返信


雨そそぐ時に形のあきらかに花ゆれてゐる白き椿は

咲きそめし桜に強き風ふきて通れば土のうつくしき頃

このひとのうたはどこか言いよどんだような、もわーんとした後味で、私のベストではないし、ならコメントしていいか迷ってしまうのですが…参考までに。けれど「もわーん」という味もまた味として、許せるかと。
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回答No.3277-035142
コメント 2件
fountainさん fountainさん 2012/04/30
ちょっと調べたら、「理念的声調の峻烈」の人とか言われてました。「もわーん」に感じるのは、私の単に感じ方かもしれないです。
kaizenさん kaizenさん 2012/05/01
ご紹介ありがとうございます。

母音で分析する方法を勉強中です。
a,e,o,o,u,o,i,i,a,a,i,o,a,i,a,a,i,a,a,u,e,e,i,u,i,o,i,u,a,i,a
a,i,o,e,i,a,u,a,i,u,o,i,a,e,u,i,e,o,o,e,a,u,i,o,u,u,u,i,i,o,o
ですね。だからどうというところまでは未到達。
七重八重 花は咲けども 山吹の みの一つだに なきぞ悲しき



太田道灌のエピソードで有名な歌だと思います。
詠んだ人は兼明親王だそうです。
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回答No.3277-034379
コメント 3件
kaizenさん kaizenさん 2012/04/19
ご紹介ありがとうございます。

出典は

ですね。
出典ありがとうございます。てっきり常山紀談にしかないと思っていました。
kaizenさん kaizenさん 2012/04/28
直接原典にあたっていないときは、wiki, よく利用している情報源(今回の場合はhttp://bit.ly/fNIOq1)、辞書などの冊子体(二次情報源)の3つを当たって記載するようにしています。一番よいのは一次情報源(今回の場合は後拾遺和歌集 )に当たる事なのですが,,,図書館で確認してみます。
わが旅は何にたとへむあけぼのの花の木かげのうたた寝のゆめ
アンナ・グルースキナ



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回答No.3277-034074
コメント 1件
kaizenさん kaizenさん 2012/04/15
ご紹介ありがとうございます。

さらりとした歌ですね。
万葉集をロシア語に翻訳(一橋大学図書館所蔵)された方ですね。

和泉式部
冥きより冥き道にぞ入りぬべき はるかに照らせ山の端の月

和泉式部というと恋の歌ばかり詠んでそうなイメージですが、この歌を知ってから好きになりました。
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回答No.3277-033821
コメント 2件
kaizenさん kaizenさん 2012/04/11
ご紹介ありがとうございます。



に搭載されている歌ですね。

最近は,http://bit.ly/m1Dqhw
を起点に調べものをするようにしています。
kaizenさん kaizenさん 2012/04/11
今昔秀歌百選で和泉式部は
35,もの思へば澤のほたるもわが身よりあくがれ出づるたまかとぞ見る,和泉式部,後拾遺歌集巻二十,高池勝彦,辯護士 http://bit.ly/Hxp8qW http://booklog.jp/q/3277 #今昔秀歌百選 #和歌
(今昔秀歌百選番号,歌,作者, 出典,選者,選者の職業,資料URL,booklogURL #ハッシュタグ)

解説の中にご紹介の歌がありました
天の海に 雲の波立ち 月の舟 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ (柿本人麻呂)
モダンな感覚に驚き


万葉集の歌は時々、NHKのテキストを買ってゆっくり読んだりしてます。

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回答No.3277-033813
コメント 2件
kaizenさん kaizenさん 2012/04/11
ご紹介ありがとうございます。
柿本人麻呂、真打ち登場という感じですね。
日めくり万葉集、楽しみですね。
kaizenさん kaizenさん 2012/04/11
今昔秀歌百選では柿本人麻呂は
6,あしひきの山川の瀬の鳴るなへに弓月が獄に雲立ち渡る,柿本人麻呂,万葉集巻七,齋藤恭一,元埼玉県高校教諭,http://bit.ly/I0kor7 http://booklog.jp/q/3277 #今昔秀歌百選 #和歌
(今昔秀歌百選番号,歌,作者, 出典,選者,選者の職業,資料URL,booklogURL #ハッシュタグ)
白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
若山牧水『海の声』

教科書のページの右上は、今でもしっかり折られているのです。
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回答No.3277-033762
コメント 2件
kaizenさん kaizenさん 2012/04/10
ご紹介ありがとうございます。

NHK TV Jブンガクの2009年7月に紹介がありました。
そこには15冊の歌集の最初の作品とのこと。 初出の雑誌では、白鳥は、最初、「はくてう」とルビの記入があったとのこと。 単行本にするにあたって、「しらとり」とあらためているとの記載がありました。
kaizenさん kaizenさん 2012/04/10
今昔秀歌百選では若山牧水は
81,何事のあるとなけれど逢わざればこころはかわく逢わざらめやも,牧水牧水,若山牧水歌集,松本哲夫,「桃」山川京子主宰歌誌会員,
http://bit.ly/HpuKQu #今昔秀歌百選 #和歌 @kaizen_nagoya
(番号,歌,作者, 出典,選者,選者の職業)です。
和歌短歌は勉強中で詳しく無いのですが…最近知って、気に入ったのは、前田夕暮の、君わが妻とならむ日の四月↓です。嬉しさと待遠しさが凄く伝わって、爽やかな歌だと思います。

木に花咲き君わが妻とならむ日の四月なかなか遠くもあるかな(『収穫』)前田夕暮。

〜追記〜夕暮では上記より、向日葵↓の方が有名でしょうか。
向日葵は金の油を身にあびてゆらりと高し日のちひささよ(『生くる日に』)
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回答No.3277-033723
コメント 1件
kaizenさん kaizenさん 2012/04/10
ご紹介ありがとうございます。


ですね。wikiに,ご紹介いただいた両方が載っていますね。
「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」
額田王/万葉集巻一

宝塚歌劇が好きで、その名も「あかねさす紫の花」という、中大兄皇子・大海人皇子・額田王の三角関係を描いた物語があり、古文の授業の、この額田王の歌のくだりではドキドキしながら授業を聞いていました。
短歌、いうとこの歌が思い浮かびます。
最近出会った口語短歌にハマッていますが、やっぱり古典も素敵ですね。
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回答No.3277-033631
コメント 1件
kaizenさん kaizenさん 2012/04/08
ご紹介ありがとうございます。
今昔秀歌百選で額田王は,ご紹介いただいた歌を選出しています。選者は,不二歌道會所属 歌道講座講師,童話作家の福永真由美さん。

5,あかねさす紫野ゆき標野ゆき野守は見ずや君が袖振る, 額田王,万葉集巻一,http://bit.ly/I44DTA #今昔秀歌百選 @kaizen_nagoya
一番好きな一首…悩みますね。百人一首好きです万葉、古今、新古今とかも。サラダ記念日とかも好きでした。今日の気分で選ぶと、清水へ祇園をよぎる桜月夜今宵逢ふ人みなうつくしき与謝野晶子です。
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回答No.3277-033625
コメント 1件
kaizenさん kaizenさん 2012/04/08
ご紹介ありがとうございます。

みだれ髪に入っているのですね。みだれ髪は,いろいろな版が出ていて,お値打ちに入手できるものもありますね。


日によって気分が違うので,毎日ちがう,日めくり和歌集もいいかもしれませんね。
366和歌を選定するのも面白そうですね。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
――藤原敏行(『古今和歌集』 秋歌上 169)

歌を読むようになったのはつい最近で、百人一首すらまだ把握できていないのですが、この歌は小学校で習った当時に「本当にその通りだなぁ」と思って以来、ずっと覚えていました。今でも好きな歌です。
6
回答No.3277-033623
コメント 1件
kaizenさん kaizenさん 2012/04/08
ご紹介ありがとうございます。

百人一首(古今和歌集)では,
すみの江の岸による浪よるさへや夢のかよひぢ人目よくらむ
で登場している方ですね。
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