いい翻訳を選ぶコツ

  • 質問No.4248
  • 抽斗さん 抽斗 さんからの質問
  • カテゴリー : 雑談

先日、『高慢と偏見』を岩波文庫版で読んでいたところ、あまりに読みにくいのでAmazonで検索してみると、「訳がよろしくない」というレビューが複数あり、がっくりして岩波版で読む気が失せてしまいました。
(いずれ、他の翻訳者さんの版で再チャレンジしたいと思っています。内容は面白かったので)

いい翻訳・翻訳者を、みなさんはどのように見分けていますか?
何かコツ等はありますでしょうか?
また、もっともっと翻訳本を読んでみたいと思うような、翻訳に関する面白い経験・エピソードがあれば教えてください。

追記:中野康司・訳の『高慢と偏見』(ちくま文庫)を図書館から借りてきました!
まだ冒頭しか読んでいませんが、あまりにサクサク読めてびっくりしています。これからどんどん読み進めていきたいと思います♪
  • 投稿日時 : 2012-10-17 23:21:15
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買う前に少しだけ読んでみれば、読みやすさは分かると思います。

ただ、読みやすい=良い翻訳とは限らないのが難しいところ。

例えばどうしても日本語にない言葉ってあります。大抵は、原文に忠実に訳せば日本語は読みにくくなるし、読みやすさを優先すると正確さは損なわれます。トレードオフですね。

学生時代、そんな翻訳の不可能性について書かれた外国語の文章を日本語に翻訳する、というメタな授業がありました。
  • yurinippoさん yurinippo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-23 16:39:31
平易な文章なので私にも意味は取れるのですが、それを表す上手な日本語が思いつかない!
意訳ならできそう!でもそしたら私の文章になっちゃうし翻訳としてはダメだろう。
そして今訳そうとしている文章にはそういう私の悩みがそっくりそのまま書いてある!!
わかる、超わかるのに~!
(すごく良い教材でした…)

あれ以来、直訳は訳者の怠慢ではなく原文への誠実さかもしれないと、寛容になれました。
長文すみません…
  • yurinippoさん yurinippo さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-23 16:49:43
ということを、ほしなみさんの「敢えて直訳を恐れない」という言葉で思い出しました。
  • cerisaieさん cerisaie さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-23 20:39:44
わかります!!
特に文学作品だと、日本語としての読みやすさを優先してしまうと、大意は同じでも、その表現を選んだ著者の意図や言語感覚は伝わらなくなってしまう、といったケースも多々ありますよね。
その辺の、読みやすさと忠実さのさじ加減は好みがすごく分かれると思うので、だからこそ複数の訳がある作品が意外とあるのは幸せなことだなあと思います。

横からすみません、思い入れのあるポイントだったもので。
  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-23 22:29:36
なるほど、「あえて直訳を恐れない」の「あえて」というのは、そういうニュアンスだったのですね。
翻訳書を読む、というのは、その翻訳者さんというフィルターを通して、原文とは違う言語で作品を読む、ということですものね・・・。

いわゆる「超訳」が歓迎されないのも、そこらへんに理由がありそうですね(超訳モノは読んだことないですが)。
  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-23 22:32:52
日本は、翻訳に関してはかなり恵まれていると聞いたことがあります。
一つの作品でも複数の訳があったり、あらためて新訳が出たりすることは、本当にありがたいことだと思います。
翻訳の良さに関しては色々な考え方があると思うのですが、私は(あれば)その本の訳者あとがきや、古い本なら訳者への解説を先に読んでしまいます。訳者の方の作品に対する姿勢や雰囲気が分かるので…。無い事も多いですが;

敢えて直訳を恐れない翻訳というのも素敵です。
  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-22 23:27:57
私はできるだけ先入観なしで読みたいので、あとがきや解説は最後に読む派なのですが・・・気にならない人には、とてもいい方法だと思います(^^)。

「あえて直訳を恐れない」という考え方は、自分には思いつかなくて意外でした。そういう需要もあるのでしょうか・・・? 文学としてではなく、言語として比較する際には、そちらのほうが違いが分かりやすそうですね。
自分が好きな作家(私であれば村上春樹さん)が訳している翻訳本を選びます。
自分が好きな言葉のスタイル、流れ、感覚なので
しっくりからだに入ってきますよん。
  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-21 18:26:41
私は、自分が好きな作家さんがお薦めしている本をよく読むのですが、たいていハズレがありません。

それと同じで、自分が好きな作家さんが訳をしている本は、自分に「合う」ものが多そうだなぁ、というイメージです(^^)。
やはり、何かしら好むところの波長?が、似ているからなのかなと思います。
「高慢と偏見」というより私はやはり「自負と偏見」です。
中野好夫の翻訳は、見事というほかない自在闊達な日本語訳だと思いますが、あまり使用されない高尚な日本語(たとえば自負もそうですが)が使用されているので、苦手といえば苦手な人もいるのかもしれませんね。私は中野訳と言うだけでその作品を購入して読んでしまうほど惚れています。

  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-21 18:20:08

中野好夫さんは、サマセット・モームの訳のイメージがありますが、実は読んだことはなくて(><)。
中野さんの訳で「買い」と判断されるくらい、惚れ込んでらっしゃるのですね。自在闊達な日本語訳・・・気になります。
抽斗さんが質問者でびっくり…でも納得!
オースティンは岩波文庫では確かにオススメできないかも…「エマ」も悪訳で、とても苦労しました。
他の方のご意見にあったように、オースティンはちくま文庫が一番いいと思います。訳者も統一しているので…。

あと確かに新訳もいいと思います。Amazonではけっこうたたかれていますが、光文社や河出など、最近外国ものに力を入れているところをチェックするのもいいかと。
  • kumakuma10さん kumakuma10 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-19 00:33:36
また失礼して^ ^;
ドリトル先生の井伏鱒二さんもそうですが、訳者が名作家というのもおもしろいですよね。最近では堀口大学さんのがおもしろかった…あと、村上春樹さんも意欲的に取り組んでらっしゃるので、色々読んでみたいです。
SFはあまり訳にハズレがないので(というか、限られた人しか訳せないというべきか^ ^;)安心できるんですが、翻訳って確かに重要ですよね。
  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-21 18:06:58
せっかく(?)こういう体験をしたので、皆さんの意見をうかがってみたくなり、スレを立てちゃいました。

私も、どんどん新訳は出てほしいなと思います。光文社の古典新訳文庫から出ている本をいくつか読みましたが、とても読み口がよくて、海外文学に慣れていない人でも読みやすいのではないかなぁ、と思いました。
  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-21 18:11:15
好きな作家さんが翻訳もしてある場合は、そこから入っていくのもいいみたいですね。誰がどの作品を訳しているのか注目してみると、意外な発見があったりしそうです。
堀口大學は、『夜間飛行』の訳がとてもよかったです。

SFは割と安心して翻訳を読める(?)ジャンルなんですかね。
先人の素晴らしい仕事に感謝感謝、です。
いい悪いでいえば、「致命的なエラーがない」翻訳は、いい翻訳といえると考えています。あとは戯曲と同じで、原文に対する訳者の演出=翻訳が読者層にフィットしているか、ひいては自分の好みかどうかがポイントではないでしょうか。だから、時代劇調の訳文でも、ラノベ調の訳文でも、どれもアリだと思っています。

↓今読んでますが、面白いですよ。
  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-18 22:54:58
なるほどー。外国語がさっぱりなので、原文を読むことがない人間には目から鱗の意見です。
読みやすさのためにも、原文の雰囲気を生かすためにも、「演出」のセンスは大事ですよね。翻訳者さんの好き嫌いも、なんだかんだ言ってそこらへんの感覚が自分と合うか合わないか、という話になりそうだと思いました。

あっ、その本、巻末で恩田陸さんとの対談が載っていますよね。私も気になって、書店でパラパラしました。
英文はこの人、仏文なら……という好みが固まるまで
試行錯誤するしかないかもしれません。
たまたま手にした本の訳文に魅力を感じて、
複数の版があればその翻訳家さんを優先する癖はつきました。

阿部知二訳で先にこちらを読んでいたので『高慢と偏見』も。
  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-18 22:49:02
やはり、いろいろ読んでいくうちに信頼できる翻訳家さんは、自然とできてくるものなのですかね。一度信頼できる翻訳家さんができれば、翻訳本の新たな楽しみも広がっていきそうです(^^)。

河出文庫のこの版は、2006年の出版なのですね。
新訳は、やはり言葉が現代感覚に近いせいか、読みやすく感じるような気がします。実物を手に取って、その場でいくつか読み比べをしても面白そうですね。
いい翻訳といえば

海外では内容などの関係であまり読まれなくなっているらしい。日本では読み継がれている。

ドリトルが do littleだというのを知ったのは、中学校になって原書を手に取ってから。手にとったものの完読できていません。
翻訳ものは、3種類読むか、原書を読むか、漫画・映像作品・舞台のいずれかを見るのをお勧め。
  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-18 22:43:29
井伏鱒二の訳なんですよね。私は大人になって知って驚きました。
海外では読まれなくなっている&「ドリトル=do little」は初めて知りました。面白いですね! こういう事例を見ると、「いい翻訳」の大事さがよく伝わってきます。

3種類読む・原書を読む、は自分には無理そうなので(^^;)、最後の案を参考にさせていただきたいと思います。
  • 回答No.4248-045718
  • 名無しさん 名無し さんの回答
  • 投稿日時 : 2012-10-18 07:29:20
面白い翻訳で有名なのは、I Love youを月が綺麗ですね。と訳した物でしょうか。これはあまりにも有名すぎて作品名や翻訳者を忘れました。すみません……
選ぶコツは、書店に行ったら数ページ読んでみるか、ブクログ等で感想を見るかくらいでしょうか。
個人的に下の作品は面白かったです。オチは弱いですが。

  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-18 22:37:41
I live youを「月が綺麗ですね」と訳したのは夏目漱石、というのは俗説(?)だと聞いたことがあります。本当は誰なのでしょう・・・? でも、納得できてしかも美しい「訳」だと思います。

訳が複数あるものは、やはり事前に比べてみておいた方がよいみたいですね。
おすすめしていただいた本、タイトルがずばり好みです。今度書店にあったら手に取ってみたいと思います。
  • 回答No.4248-045716
  • 名無しさん 名無し さんの回答
  • 投稿日時 : 2012-10-18 00:47:43
あるかけ言葉の翻訳が「いざ鎌倉」だったのは少々首をかしげました。イギリスなのに…
あまりに日本に近づけてるものや、文章が読みづらいものは翻訳が上手くないなと判断しています。
あとはやはり美しい文章かどうかですね。

私は、オースティン作品は『高慢と偏見』で全制覇なので、少し親近感をおぼえました(笑)
中野さん訳(ちくま文庫)がオススメです。
  • 抽斗さん 抽斗 さんのコメント
  • 投稿日時 : 2012-10-18 22:32:22
イギリスで「いざ鎌倉」は確かにちょっとちょっと、と思ってしまいそうですね(^^;)。わかりやすくはあるかもしれませんが・・・。
ニュアンスが伝わるとしても、やはり原文の雰囲気を大切にしてほしいですよね。

『高慢と偏見』の訳をおすすめいただき、ありがとうございます。

表紙も美しくて素敵です。挑戦してみたいと思います(^^)。
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