ブクログ談話室

『人間失格』の葉蔵について

    未回答
  • 回答数 4件
  • 作品を語ろう
  • 名無しさん

    名無しさん

    2020年08月28日
先日、昔から読みたかった『人間失格』を読み終えました。
葉蔵は、自殺を試み、お酒や薬物にまで手を出し、最後には病院に入れられ、まだ若いのに悲惨な人生を送ってきた様子が描かれています。読み終えて疑問に思ったのが、葉蔵を救う方法はなかったのかということです。もし何かが起こっていたら、また起こっていなかったら、普通の幸せな人生を送ることができたかもしれないということは考えられますか?

それとも、彼は子供の頃から既に人間を恐れていたため、そのように生まれついてしまった以上、このようになることは避けられなかったのでしょうか。

よろしくお願いします。

質問No.8306
みんなの回答・返信

読み飛ばしそうになるくらいさらっと描かれてていますけど、要蔵は幼少期に性的虐待に遭ってます。性的虐待にあった人のことをサバイバーと言ったりしますけれど、葉蔵は幼少期のトラウマを解消することができないまま、廃人になってしまった。自分の中のインナーチャイルドと向き合い、同じトラウマを持つ仲間と出会っていれば、随分と違った人生を歩んでいただろうと読んでいていつも思います。
1
回答No.8306-095571
『人間失格』を読んだ外国人が「この主人公は子供の頃に家で勤め人の女たちから性的虐待を受けていたに違いない」と話していたとか。
0
回答No.8306-094929
先の方の回答同様、重要な幼少期を良い環境で過ごしていたらまず葉蔵は普通の幸せな人生を送れたと思います(それでは物語にはなりえませんが)。
大人になってから救われるには当人の考え方を根本的に変えなければ確実に無理です。ただ他に救われるための外的きっかけがあるとすれば、付き合う人間の性質かなと思います。
0
回答No.8306-094218
幼少期の環境は人格形成に大きく関係すると言いますから、おそらくあの環境でなければもっと良い、あるいはもっと悪い人生、人格になっていたと思います。
1
回答No.8306-094016
全4件中 1 - 4件を表示
アイテム検索
閉じる
キーワードを入力して紹介したいアイテムを検索してください。


ツイートする