あらすじ
新設の失踪人特捜部。40才で養子の息子がいるルイース。相棒は酒浸りのアイクだ。
湖のある森で女性の転落死体が発見される。30年以上前に死亡とされた知的障害のある女性だった。彼女と双子の姉妹はほぼ同時に死亡が宣告されている。さらに森では女性の暴行殺害事件や失踪事件が相次ぐ。凶暴性から過去の事件との関連も見つかる。ルイースはこの土地出身で、過去に恋人が自殺したつらい記憶と向き合いながら捜査を進める。森には、事故で頭に障害を持った夫と暮らす女性がいる。彼女がかつての施設園長であり、夫は実は弟であった。
また面白い北欧ミステリーがあった。シングルマザーのルイーズ。親友でがつがつしたジャーナリストで、貴族と再婚したカミラ。酒浸りだけど人のいいアイク。ストーリー自体は女性暴行連続事件に加え、30年間の監禁事件と恐ろしいが、文章自体は陰湿じゃないし、読める。ルイーズとカミラが仕事に打ち込みながら、過去や家族と正直に向き合ってる様子がいかにも北欧っぽくて安心して読めた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
デンマークの作品
- 感想投稿日 : 2018年10月7日
- 読了日 : 2018年10月7日
- 本棚登録日 : 2018年10月7日
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