あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

著者 :
  • KADOKAWA (2018年4月27日発売)
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本棚登録 : 1518
感想 : 222

三島屋おちかの怪談シリーズも第5作。
あけずの間・・・これが一番壊怖かった。子供に会いたさのあまり、塩断ちしていた女が、道端の神様を家に招き入れた。願いと引き換えに何かを差し出さなくてはいけない。普通の家族が壊れていく様子が怖かった。

だんまり姫・・・妖怪や霊を呼び寄せる「もんも声」の女性。話さない姫に仕えるが、それは君主の兄妹の霊が原因だつた。次第に心を通わせるようになり、なんとか霊を解放しようと計画を練る。

面の家・・・他の宮部作品でも面の呪いは出てきたな。なんかこのエピソードをもとに長編とか作られそう。

あやかし草子・・・おちかか嫁に行くよ。シリーズ5作で主役交代?まさかシリーズ終了?次の章、金目の猫では、従兄弟の富次郎がメインになつたけど、それはそれで良さそう。次も楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 女性作家
感想投稿日 : 2018年6月5日
読了日 : 2018年6月5日
本棚登録日 : 2018年6月5日

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