レモンケーキの独特なさびしさ

  • KADOKAWA (2016年5月26日発売)
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感想 : 50

ファンタジー?文学?

あらすじ
 9歳の誕生日、母が作ったレモンケーキを食べて以来、食べ物を作った人の感情がわかるようになった私。それを知っているのは、兄とその親友。兄は天才で、人を寄せ付けないタイプだったが、大学に落ち、一人暮らしを始めた。前から時々姿を消すが、ますますひどくなる。母は浮気を始めた。父は無関心だ。兄の親友は優秀で大学で地元を離れ、楽しそうだ。実は兄も能力を持っていた。家具に溶け込める?ことができる。しかしコントロールできないし、だんだん家具の中にいる方が心地よくなってしまったようで、ついに姿を消す。私は力を使ってカフェで働き始めた。

 多分ヤングアダルトだけど難しかったなー。海外のファンタジーってわかりにくい。でも静かな雰囲気とか、それぞれの登場人物が混乱しながらも生活している様子とか、主人公の静かな失恋とか丁寧に書かれていて、読んでいて落ち着いたので最後まで読んだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ヤングアダルト
感想投稿日 : 2020年10月7日
読了日 : 2020年10月7日
本棚登録日 : 2020年10月7日

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