無名の盾 小説 警察官の二.二六事件 (講談社文庫)

  • 講談社 (1991年5月15日発売)
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感想 : 2
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純粋に小説の出来だけを見ると、名もなき警察官を主軸にしてストーリーを最後まで進めることが出来ず、二・二六事件の本筋自体にも触れざるを得なかったのか、それとも多様な観点から題材を扱いたかったのか。
いずれにせよ、焦点がぼやけて非常に散漫な印象を与えている。
作家の反戦の思いと普通の警官への追悼の念はよく理解できるが、それと小説の良し悪しは完全に別物。
表題の付け方含めて上手くいっていないと思われるな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年7月15日
読了日 : 2013年7月15日
本棚登録日 : 2013年7月15日

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