ハサミ男 (講談社ノベルス)

3.80
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本棚登録 : 1163
レビュー : 213
著者 :
彼方さん 小説   読み終わった 

おもしろい!
殺人者目線での犯罪準備、特異な精神構造がみせる不気味で知的な会話劇、皮肉なユーモア、魅力的なキャラクターの応酬
だけでも満足感高い作品なのに、二重三重の罠にひっかけられて最後まで気を抜けないおもしろさ。
怪しい怪しい、怪しいとわかっていても結局だまされたーってなる。
事件とその幕引きの凄惨さに不釣り合いなのどかな結末、と思いきやの不穏なセリフでしめるラストも秀逸。解説の通り「よく引き締まった、どちらかというと硬質な文章が、歯切れよく繰り出される」心地よさと、皮肉の利いた視点、明るくないユーモアが癖になる。初めての作家さんだったけど、限られた著作はすべて読ませていただこうと即決した作品。

レビュー投稿日
2015年6月8日
読了日
2015年4月9日
本棚登録日
2014年9月14日
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