芸術を創る脳: 美・言語・人間性をめぐる対話

制作 : 酒井邦嘉 
  • 東京大学出版会 (2013年12月27日発売)
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本棚登録 : 190
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絵が好きなので、絵画に関する感想が主。

千住さんの
「美術とは見えないものを見えるようにする」という言葉に「そうなのか!!」と、目からうろこが落ちた。
でも言われてみれば、確かにそうだわ。
絵を見て、これまでにどこかで感じた何らかの感動をその絵の中に見出した時に、無性にその絵に惹かれてるし。

あと芸術とは対話だという言葉も、「ああ!そうかも」と感じた。
絵を見ている時、心の中で絵に話しかけたりするし。
あと、風景画ならその時代にその風景の中で生きてた人たちの営みを想像するし、動物画だとその動物の一生を想像する。これも絵との対話だと思う。

逆に音楽は対話というより、自分の心を見つめなおすなぁ…。コンサートだと逆にもったいなく感じるんだけどね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 美術
感想投稿日 : 2014年2月22日
読了日 : 2014年2月21日
本棚登録日 : 1970年1月1日

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