すべてがFになる (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1998年12月11日発売)
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本棚登録 : 25614
感想 : 2825
5

すごく面白かった!
これが20年以上前に書かれたものとは信じられない。
今読んでも違和感ない技術がたくさん登場してて、理系ミステリーと言うだけあって専門用語も多い。
だけど、とても読みやすくてスラスラ読めた。
個人を掘り下げた心情やくどい情景描写などはなく、全体的にあっさりしてる。

登場人物は基本的にみんな頭が良い。もちろん犯人も言わずもがな。
どれほど緻密な計画を立てたのかとゾッとするし、それに挑戦した犀川先生もすごい。

犀川先生と萌絵がダブル主人公だけど、他の作品でよく見るような片方が片方のアシスタントをしているという訳ではなく、双方が自立して考えているのが良かった。
続きのシリーズも読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内ミステリー
感想投稿日 : 2021年2月21日
読了日 : 2021年2月21日
本棚登録日 : 2021年2月21日

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