道元入門 生の充実を求めるために (講談社現代新書)

  • 講談社 (1970年2月16日発売)
3.33
  • (3)
  • (4)
  • (12)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 73
感想 : 6
4

難しいことを、できるだけ易しく書いてくれています。
でも昨年第40刷したようですよ!!

何とか読めたことを…

1.道元は、なんと貴族の子で、1桁年齢で父母をなくし出家した。
神童みたいな子供だったみたい。

2.悟りのために座禅をするのではない。

3.皆本来仏であるが、「この法(仏性)は、人々の分上に豊かに備われりといえども、未だ修せざるには(修行しないことには)得ることなし」

4.座禅をするイミ…自己を忘れて自己=世界と考える。

そして、「観念的に仏法を知ることはできず、必ず『身体による体験』が必要である。」という文句は、このような新書の形で道元の教えを…なんて、あまくてひにくだってことだ。
禅は(道元は、禅って言葉をきらったらしいが)
DIYのようです。

実際に禅師の門をたたくわけにはいかない。
ちょっと強引な考えだけど、宗教って、それぞれ世界のミカタが違うだけで、その見方をちょっとずつもらっていってもいいのではないか。
もっとも禅の思想は、ありえないようなお話を信じたり、ただ読経したりするのではないから、ダイレクト&ハイクオリティーな考え方だと思うし、日本の風土だからこそ生まれたのかなって思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年4月20日
読了日 : 2007年9月24日
本棚登録日 : 2007年9月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする