生命あるすべてのものに (講談社現代新書)

  • 講談社 (1982年9月17日発売)
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感想 : 17
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またまた講談社現代新書化されたバージョンをよみました。

マザーテレサってよく聞くけど、カトリックだし、よく知らなかったので、異色ですが読んでみようと思ったの。

マザーテレサが来日したとき、いろんなところ(主に長崎。原爆資料館をみたり、安土桃山時代とかにキリシタンが殉教した地を訪れたり、修道会や長崎大学医学部だったり、後は東京で記者や国会議員にむけたり)で講演をした、内容がかかれています。

よく出てきたワード・フレーズ
イエスズ
貧しい人々(のために自らも貧しさを知るためのつつましい暮らし)
祈り

道端でたおれている人をつれてくる(有名な、「死を待つ人々の家」とかに。カルカッタでは四万二千人を拾い上げたんだって!)
未婚の母(妊娠中絶はだめ!「お互い同士の愛ゆえに行う実際の自己抑制」)

みたいな話を4セットぐらい、ほうぼうでしているのが書いてあるので頭に入ります。

結局ねー、日本人には難しいのですよ理解が。
キリスト教の学校に行ってたし、キリスト教の考え方とか知識は少しはわかるんだけど、
「お互い愛し合うためには、祈ることが必要」みたいな、単純にはつなげない部分も多いのです。
「神に祈る」をなんと置き換えたらよいのか、っていうのが難しい。主の祈り、はまだ唱えることができそうだけど、暗唱文としてでしかなく、愛する手段には使えなそうなんだもん。
講演後の質疑でも何度も、「日本人には理解しにくい面もあると思うのですがどうお考えですか」みたいな質問が出てるけど、無宗教でも神の存在はわかるはずだ、とか、根本的には答えになっていないことが多い。

しかしこの人自体には非常に興味をそそられるし、非常に尊敬する。道端の貧しい人を助け上げ、そこに神性を見るというのだから。
確かにまるでキリストの生まれかわりのようである。
初心を忘れない。

修道女である彼女が母親への講演でのべたこと
P136「~私たちが母親であるということ、やさしい愛をもっていつくしむことができる、ということを感謝しましょう。それができるからこそ、神は母親に子どもを委ねられるのです。母親こそが愛し、世話をし、やさしくいつくしみをもって子どもを育てるにふさわしい人なのです。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年4月21日
読了日 : 2010年9月27日
本棚登録日 : 2010年9月27日

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