名探偵カッレとスパイ団 (岩波少年文庫 123)

  • 岩波書店 (2007年5月16日発売)
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本棚登録 : 160
感想 : 17
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今回の事件は誘拐、舞台は孤島。今まで以上のスリルと楽しさ。大人でもこんなにハラハラさせられるのだから、子どもの頃読んでいたらどれ程身に迫る危機を体験しただろうと思います。エーヴァ・ロッタの勇気とユーモア(と母性)に尊敬と拍手!両親への書き置きはお見事。そして、今回もう一人の主人公5歳のラスムス。挿絵は決して可愛くはないのに、仕草や会話、丁寧な描写が愛おしくならずにはいられない「坊や」を描いています。だからこそ、最後のニッケとのシーンはじーんときます。白バラ騎士団隊長アンデスの勇姿、カッレの機転、どのシーンも忘れ難くて、これでシリーズが終わってしまうのが残念です。テンポのいい文体と巧みなストーリー。改めてリンドグレーンの魅力を知ったシリーズでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年2月28日
読了日 : 2012年2月28日
本棚登録日 : 2012年2月18日

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