蜜蜂と遠雷

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本棚登録 : 10524
レビュー : 1394
著者 :
YUKIT0874さん  未設定  読み終わった 

ピアノの国際コンクールに出場する4人の物語。
世界的に有名なピアニストを師に持つ不思議な少年・風間塵。母を亡くした日からピアノを辞めてしまった栄伝亜夜。海外で修行を積み、日本で大切な人を探している天才ピアニスト・マサル。家庭を持ちながらピアノを諦めたくない明石。それぞれの物語を追いながら、長期にわたるコンクールが進んでいく。

冒頭のシーンから引き込まれて、きれいだな、と感覚的に好きだった。映画を見ているように、自然に読めていく。クラシックが一つもわからないのに、こういう感覚なんだろうなーと空気を感じることができた。

視点が多岐にわたるので、たくさんの人の思いが重なっていき、胸がいっぱいになって、次は?次は?と読むのがやめられなかった。

演奏者にとどまらず、スタッフ、指導者、家族、審査員などの視点で描かれているので、会場のあらゆる部分を想像し、様々な人の立場になって楽しんだ。

天才たちにも悩みがあり、その悩みから抜け出す、ベールが取られる瞬間が、なんと言ったら良いのだろう。美しいというか…

理論ではなく、感覚的に読んで、心地よかった。

レビュー投稿日
2018年2月2日
読了日
2018年4月7日
本棚登録日
2017年5月16日
8
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