YUKIT0874さん  未設定  読み終わった 

贈り物にまつわるエッセイやショートストーリー、コミック。

作者は
小説家、いしいしんじや坂木司。
脚本家、木皿泉。
書店員、佐藤ジュンコなどなど16名。

一つの作者につき2.3ページで読みやすい。

おすそ分けはお福分け。
贈り物をするとき、その人に思いを馳せ、そこには様々な優しさが生まれる。

読むたびに温かさや驚き、人の繋がりの素晴らしさを再確認できる。

木皿泉さんの亡くなったお祖母さんからの贈り物の話は、祈るような話で好きだった。
贈られた人は違う人へ優しさを分けたくなる。そんな気持ちも描かれていて。

様々な実際のお土産が出てくるのも楽しい。巻末にはそのリストが。お取り寄せしたくなる。

文月悠光さんの贈り物コンプレックスの話は、贈り物を選ぶ難しさや、渡すタイミング、色々考えてしまい、辛くなる気持ちが書かれていて、これも共感。

乾ルカさんの犬の物語は、最後にふさわしく胸を温めてくれた。

贈り物の形は千差万別。
目に見えない贈り物もある。
受け取る側と渡す側の化学反応で贈り物の思い出も変わっていく。
奥深さを知る。
そして、贈り物(とくにさりげないもの)、というより、人を想う時間を大切にしたいなと思った。

レビュー投稿日
2018年12月12日
読了日
2018年12月12日
本棚登録日
2018年11月3日
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