千田琢哉さんが著書の中で述べられているが、「歴史の勉強は人生の予習であり、人類かね文明は進化しても、人間の本質は昔から変わっていない」という言葉が印象的である。
私は初任の頃から、体育同志会という「運動の歴史と文化の研究」を古くから大切にしている研究会で勉強させて頂いているが、最近になってようやく、「歴史を学ぶ価値」を少しずつ感じられるようになってきた。今、直面している課題は、多くが先人がすでに直面してきた問題でもあり、そこから学ぶことはたくさんある。また、時代背景や当時の国の情勢を知ることで、新たに見えてくるものもある。
学生の頃、「なぜ、歴史を学ぶのだろう?それよりも、これからの未来のことを学んだ方が有意義ではないか?」と思っていたが、歴史から学んだことは、これからの未来に生かすことができると、今は考えることができる。「予測不可な未来がやって来る」と言われる今だからこそ、歴史を学ぶ価値があると思う。
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- 感想投稿日 : 2019年1月5日
- 読了日 : 2019年1月5日
- 本棚登録日 : 2019年1月5日
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