いったいどこから、こんな曖昧模糊とした股間表現が生まれてきたのか...その持ち主が一糸まとわずなぜ駅前に立っているのか、通行人の多くはなぜ目を留めようとしないのか、という惹句が、面白いと思った。
所々の記述や考察は面白い。男性裸体彫刻には理由がいるとか、彫刻自体はメッセージ力が低いので題名に頼るとか、東郷青児の二科展の無茶とか。
でも最初の命題のもっこりはどこから来たのか、何故駅前にあるのか、なぜ無視されているのかに対する答えは見つからなかった。
歴史的な経緯は分かったのだが、「何故」これと言うのが曖昧模糊なんである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
美術
- 感想投稿日 : 2020年12月19日
- 読了日 : 2020年12月19日
- 本棚登録日 : 2020年12月19日
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