意識があるとはどういうことか、という難しい問題に取り組む本。
AIを人工「知能」だとは、ちっとも思わないけれど、このまま、コンピュータが、ニューロン、シナプスをどんどん模倣し続け、どんどん複雑なタスクができるようになってくると、そのうち大概の事は、人間と変わらずできちゃうんじゃないだろうか、とか、そうなった時に、コンピュータには意識ができる時が来るんだろうかとか、気になるところ。
この本は、コンピュータには意識は宿らない説。
難しいテーマの割に驚くほど読みやすい。
しかし、その読みやすさは、肝心な理論の中身をほとんど議論していないからでもある。確かに、数式バンバン出てきて、面倒くさいことを更に難しく言われるのも嫌なんだけど、全然説明しないで、数値だけ示されても困るんだよ。この系は、ファイが20とか書いてあると、何で20なのか気になっちゃうじゃないか。
統合が、情報を省略することで示されるかは疑問。多様な入力を小さいアウトプットにできれば良いと言う事は無いのでは?
最後はポエム。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
医学
- 感想投稿日 : 2020年2月29日
- 読了日 : 2020年2月25日
- 本棚登録日 : 2020年2月25日
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