戦争に負けないための二〇章

著者 :
  • 共和国 (2016年7月29日発売)
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-毒ある自分への戦争の問い-
夏休みに戦争に関する書籍を読もうと、「戦争の記憶」に次いで選んだ書籍。確かTwitterで流れてきた情報で気になって購入。偶然だけど「戦争の記憶」に次いで問答形式。前書がパーソナルな記憶と記録への問いだったのに対して、本書はマクロな視点で「戦争の意味」を問う内容。基本的には戦争を「肯定」する問いが投げかけられ、考える事を促す内容。平和安全法制により戦争が出来る状態になった国で、戦争が起きた時に「負けない為の方策」と唄われた内容が皮肉な事に忠節、正義、武勇、審議、質素というアジア太平洋戦争化の日本の状況と同じになっている。ブラックな反戦の本。ただ、残念ながら今の自分の判断力では、それぞれの問いに明確に反論出来なかった。知識レベルでは反論出来るのだけど、腑落ちした自信のある答えを今の自分は持っていないのだ。つまり、恐ろしい事に自分が教育課程で得てきたのは単なる「知識」のみで「考える」事は歴史において許されてなかった。この発見はショッキングだった。この機会に歴史を見直し、1年後に再度読み直してみたい。
"「民主主義」とは支配としての一形態であり、「自由」にとって都合が良い形態ではあるが「自由」そのものではない"
"「自由」であるという事は「自由な状態の中で決断する」という事なのだ、"

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2019年8月15日
読了日 : 2019年8月15日
本棚登録日 : 2019年8月15日

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