2023年 179ページ
第170回直木賞受賞作です。
万城目学さんは初読みです。
田舎住まいの私は、近くに大きな図書館もないので、Kindle Unlimitedにお世話になっているのですが、今回はナイスタイミング、グッジョブのKindle Unlimitedです。
『十二月の都大路上下ル』
京都で行われる全国高校駅伝。補欠だった一年生のサカトゥーは、急遽先輩の代役として本番の都大路を走ることにーーー
全国高校駅伝は、なんと明日でした! このお話を読んで、今までとは違う気持ちでTV観戦できそうです。物語は爽やかな青春ものでした。
『八月の御所グラウンド』
若い頃、私はプロ野球が大好きでした。毎日のようにTVの前にかじりついて野球を観戦していました。だけど、野球の歴史については詳しくはなく、沢村栄治という名前を知っていてもそれだけでした。この物語をきっかけに、沢村栄治の栄光と悲しい経歴を知ることができました。
物語は、ライトな文体でサクサクと読み進めることができますし、ところどころで自分の感性が刺激されるような文章がありました。登場人物の描写がなんかいい感じで、シャオさんの「アイヤー」が、らんま1/2のシャンプーを思い出してうけてしまった(笑) 終盤がちょっと物足りないなあって感じで、続きやちょっとしたオチが欲しかったところです。
京都、また行ってみたくなりました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説 国内 男性作家
- 感想投稿日 : 2024年12月21日
- 読了日 : 2024年12月21日
- 本棚登録日 : 2024年12月21日
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