一作目から順に読んでるマルティンベックシリーズだが、これまでとはずいぶん趣が違っていた。残虐な方法で殺された警官は暴力的な悪徳警官だった。比較的簡単に容疑者が浮かぶが、そこからの展開がスリリング。ベック始め個性的な刑事たちが、それぞれのやり方でこの事件を受け止めて行動する。特に悪徳警官を産み出した原因の一端は自分にもあると感じて行動に移すベックには胸が打たれる。でもまさかあの人が死んじゃうなんて。毎回登場を楽しみにしてたのにな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー(海外)
- 感想投稿日 : 2015年6月26日
- 読了日 : 2015年6月26日
- 本棚登録日 : 2015年6月26日
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