蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ二: 囚われの王狼 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

  • 早川書房 (2016年6月23日発売)
3.86
  • (8)
  • (7)
  • (3)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 77
感想 : 12
3

ストーリーはお決まりの展開だけど、細部が生き生きしていて面白かった。人物は与えられた役柄だけの一面的で深みはないが、それを補うくらい様々な登場人物が次から次へとわいてくる。今作は特にクニの正妻ジアが良い。苦境にも自分らしさを失わないように本音で生きようとし自らの生き方について言い訳しようとしない姿勢が実に格好良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2016年10月10日
読了日 : 2016年10月10日
本棚登録日 : 2016年10月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする