泣いた。
准看護師として、高校時代に産婦人科でバイトした筆者の経験。
最近では学校で行われる性教育も、昔と比べてだいぶ様変わりしてきた。成人女性の間でピルが広まるにつれて、講演会で産婦人科の先生が、受験の時生理ずらせるよって言ってくれたりするようになったのには感心した。だけど、もっともっといろんな意味で、日本には性教育が必要だと思う。
性教育という文脈で、中絶の恐ろしさとか映像とか使って見せる人いるけど、私はそんな必要ないと思う。私だって見たくない。なんで悲しいのか、なんで悔しいのか、空しいのか、そんな母親たちの生々しい思いがこのマンガみたいに取り繕われずに表現されていれば、十分なんじゃないのかなぁ。
「おろすなんてサイテー」って言うのは簡単だけど、そんな簡単なものだろうか。筆者が言うように、「中絶の中で一番女性が絶望するのは、相手が産ませてくれなかった時なのかもしれない」。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
家族を大切にできる社会
- 感想投稿日 : 2015年7月14日
- 読了日 : 2015年7月14日
- 本棚登録日 : 2015年7月10日
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