群青の夜の羽毛布 (幻冬舎文庫)

3.45
  • (84)
  • (142)
  • (334)
  • (30)
  • (5)
本棚登録 : 1105
レビュー : 141
著者 :
N.5hoさん 面白かった   読み終わった 

*若干ネタバレ注意

カウンセリングの話と、物語の展開を効果的に並行して伝えているのがさすがだなぁと思った。当初、カウンセリングを受けているのは主人公だと思い、中盤では母親かと思った。かとおもいきや・・・。これぞ、小説だからできる表現だと思った。
それと、最後。主人公があそこまでしなければあの家から離れられなかったということに、とても共感した。時に人は、何かと決別するために、行き過ぎる所までいってしまわなければ、どうにも自分を止められなくなる。そういう弱さを抱えながら、もがいて苦しむ様子が、心に突き刺さった。
山本文緒さんは、弱さや卑怯さ、卑屈さを抱え、ピュアで愚直すぎるほど真っ直ぐな人間を描くことに関しては、卓越していると改めて思った。

レビュー投稿日
2010年1月4日
読了日
2010年1月4日
本棚登録日
2010年1月4日
2
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『群青の夜の羽毛布 (幻冬舎文庫)』のレビューをもっとみる

『群青の夜の羽毛布 (幻冬舎文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする