ヘルドッグス 地獄の犬たち (角川文庫)

  • KADOKAWA (2020年7月16日発売)
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本棚登録 : 993
感想 : 81
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最近、精神的な不安定さから読書から遠ざかってしまってる中で出会った一冊。ヤクザ物という刺激が強すぎて受け入れられないと思いきやあっという間に読み切った笑。

某漫画サイトでヘルドッグスの漫画版を何気なく読んだ。数話を読んでヤクザの残虐さを知った。タッチに迫力があり、面白くて圧倒された。待てば0円…続きが待てない笑。

さぞ人気のある有名な漫画なんだろうと検索すると、まず岡田准一・坂口健太郎の映画が表示された。あらすじを読んで、ヤクザの世界への潜入捜査と知る…漫画の数話読んだだけだと警察官というのはまだ明かされてなかった為、ストーリーに違和感を感じた。純粋なヤクザの話ではないのか?あれ、別の作品?残虐な殺しをするのが警察官のはずがない汗。

毎日待って0円でチマチマ漫画を読み進める。容赦なく、レンチで殴り殺す。全身に入った見事なまでの刺青。やはり警察官のはずがない。

しかし、さらに読み進めると殺しを終えた後に嘔吐する姿が描かれている。警察官である事、潜入捜査をしている理由…ストーリーが展開されるにつれてチマチマ待てない気持ちと原作があるなら深く読んでみたい思い。漫画で先を知ってしまうのがもったいない衝動に駆られ、原作を読み始めた。

序盤から終盤まで全く気が抜けない展開。兼高と室岡のコンビは殺しは残酷であるが、2人の掛け合いは信頼している兄弟そのもの。室岡は無邪気で空気が読めないから十朱会長の前でも周りが肝を冷やす事ばかり言う笑。憎めないキャラ。

極道の方が人情があって、上の為に盾となり命を落とす。十朱が寝返ったように兼高の心が揺れ動くのは分かる気がする。

続編が2冊あり、読み切ったと同時に迷わず購入したが届くのがやっぱり待てない笑。待つくらいならネットで買わなきゃよかった…後悔。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年7月7日
読了日 : 2024年7月7日
本棚登録日 : 2024年6月30日

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