晴れの日には 藍千堂菓子噺

著者 :
  • 文藝春秋 (2016年6月20日発売)
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本棚登録 : 237
感想 : 45
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お人よし故に困ってる人を助けずにはいられないのは、主人公の属性とは
判っていても、今回の晴太朗のはちょっと・・・

和菓子を作るモチベーション=お客様の喜んでくれる顔がみたい
だと今迄散々言って来たんなら、自分の都合はどうあれ、作る物は
一定のレベルを保持するべきで

ここで彼女を見捨てたら、自分の作る菓子の味が濁ると言うのは
職人として最低で、周りへの脅し文句としか受け取れない

困ってるのがお年寄りや子供なら、未だ共感出来る部分も有るかも
しれないけど、相手が惚れた女性となると、ただの色ボケにしか見えない

それでも何とかしたいなら、賭ける物ば自分の物にしろと言いたい
自分の腕や命なら文句は言わないけど、危うくなるのは茂吉が
譲ってくれた店でしょう?

・・・ないわぁ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年12月14日
読了日 : 2016年12月11日
本棚登録日 : 2016年12月12日

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