やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

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本棚登録 : 2436
レビュー : 174
著者 :
14kuro10circleさん LA文法学■日本語・日本文学・村上春樹   読み終わった 

1991年(ご本人が42歳)から二年半アメリカのニュージャージー州に住んでいたころ(ちなみにその後はマサチューセッツ州ケンブリッジに二年在住)のエッセイ集です。

エッセイのひとつで、学生時代にジャズ喫茶を経営していたというのは知っていましたが、そこからの村上さんとジャズの関わりや好きなものを仕事にすることについて読めたのがかなり意義深いものでした。

そして、外国語学習に関するエッセイで紹介された「外国人に外国語で自分の気持ちを正確に伝えるコツ」。

(1)自分が何を言いたいのかということをまず自分がはっきりと把握すること。そしてそのポイントを、なるべく早い機会にまず短い言葉で明確にすること
(2)自分がきちんと理解しているシンプルな言葉で語ること。難しい言葉、カッコいい言葉、思わせぶりな言葉は不必要である。
(3)大事な部分はできるだけパラフレーズする(言い換える)こと。ゆっくりと喋ること。できれば簡単な比喩を入れる。

これは日本語で日本人に伝えるときにも十分生かせるコツなので、活用しようと思います。

あと、本書にたびたび出た単語と熟語「ヤッピー」「ヒップ」「ドント・テイク・イット・パーソナル」
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●ヤッピー(yuppie, YUP)[名]《young urban professionals(若手都会派知的職業人)+-ieから》米国で、第二次大戦後のベビーブーム期に生まれた世代で、都会やその近郊に住んで知的職業に就いているエリート青年をいう。
●ヒップ[形動]流行の先端を行くさま。「ヒップな時代」「クールでヒップなファッション」
●Don't take it personal. →あまり気にしないでね(君個人のことを言ってるんじゃないよ)
===
覚えておこう。

フィッツジェラルドのお孫さんのエピソードで僕が関心を持ったスコット・フィッツジェラルドの『華麗なるギャツビー』はじめ、村上さんが紹介した「サイ*パス」映画や何度も観たという映画などいずれじっくり鑑賞してみようと思います。

レビュー投稿日
2019年6月30日
読了日
2019年6月30日
本棚登録日
2019年3月31日
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