Aではない君と (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2017年7月14日発売)
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本棚登録 : 3372
感想 : 333
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これは罪を犯した少年の父親が主人公、フィクションでこの設定は読む方も難しい。子供は時に残酷だけれど、それは時に大人の責任逃れの為の言い訳なのかもしれない。

そして、単行本化に伴い加筆された第三章。この第三章があることでよりこの本の内容を重くしているし、本の価値を上げている。

それと、本著の感想って訳ではないのですが、、、
薬丸さんはとにかく人間という生き物の描き方が凄まじく上手いな...初めて感じる人間としての欲を自分の決して消えない過去の為に抑え込み、他人に迷惑をかけてはならないと、他人から避けられることを選ぶしかない人達の描写が素晴らし過ぎやしませんか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年9月22日
読了日 : 2018年9月18日
本棚登録日 : 2018年9月18日

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