眠れなくなる 夢十夜 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2016年12月23日発売)
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阿刀田高ほか著『眠れなくなる夢十夜(新潮文庫)』(新潮社)
2017.1発行

2017.10.16読了
 まさにアンソロジーという呼び名に相応しい短編小説集。夏目漱石の夢十夜にちなんで「こんな夢を見た」から始まる。個人的には野中柊の「柘榴のある風景」と道尾秀介の「盲蛾」が割と好き。でも、「盲蛾」で使われている手法はむしろ三島由紀夫の「百万円煎餅」を連想させる。夏目漱石の夢十夜に近い作品となれば、阿刀田高の「夢一夜」と北村薫の「指」であろう。阿刀田高の作品は夏目漱石の「夢一夜」を180度ひっくり返した話だろうか。「指」はよく分からなかったけれど、何やら示唆的だった。眠れないという意味で一番ゾッとしたのは萩原浩の「長い長い石段の先」かな。

【収録作品】
夢一夜 阿刀田高 著
厭だ厭だ あさのあつこ 著
小鳥 西加奈子 著
長い長い石段の先 荻原浩 著
指 北村薫 著
こっちへおいで 谷村志穂 著
柘榴のある風景 野中柊 著
盲蛾 道尾秀介 著
翼 小池真理子 著
輝子の恋 小路幸也 著

URL:https://id.ndl.go.jp/bib/027780993

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 91 日本文学
感想投稿日 : 2022年10月29日
読了日 : 2017年10月16日
本棚登録日 : 2022年10月29日

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