三島由紀夫おぼえがき (中公文庫)

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本棚登録 : 162
レビュー : 11
著者 :
きよさん 三島由紀夫   積読 

三島由紀夫と生前個人的に友好があり、文学においても互いを尊敬しあう仲である筆者が語る三島由紀夫と三島文学。

生前のエピソードとか、もう、たまらんです

三島由紀夫が盾の会を設立したり、自衛隊に入隊したときに、筆者は
「いつの間にか貴兄もずいぶん遠いところへ行ってしまわれたような気がします」
と手紙を送ったそうです。
それに対する三島氏の返事は以下の通りなのですが

「いろいろ近作にお目とほしいただいてゐて恐縮ですが、その感想によりますと、澁澤熟から破門された感あり、寂寥なきをえません。小生がこのごろ一心に『鋼鉄のやさしさ』とでもいふべきtendernessを追及してゐるのがわかつていただけないかなあ?」

 なんか、三島氏の文学に似ず、ものすごく感傷的で人間くさい文章だなあってほろりとしちゃいました。

レビュー投稿日
2007年12月3日
本棚登録日
2007年12月3日
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