原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)

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本棚登録 : 813
レビュー : 82
著者 :
よーこさん 評論   読み終わった 

拾った。廊下に落ちてた。ご自由にお持ちください、の箱に入っていた。

齋藤孝が読みやすいのは、抽象的な言葉を並べるんじゃなくって、具体的でノウハウが伝授されやすい感じだからだと思う。雰囲気としては勝間和代が受容されるのに似てるよね。あと和田秀樹とかにもなんか似てる。メディアを上手に使いこなすノウハウにも長けているし。でも齋藤さんは悪い人じゃない感じはするよね。なんとなくだけど。反面、彼の齋藤メソッドは、後世に伝わり残るだろうかっていう点では疑問を感じる。

K先生の近くにると齋藤孝はなんとなく話題に上ることがあるから気にはなるけど、どちらかと言えば齋藤が学生時代に対立した中田基昭のほうに関心がある。

齋藤孝、本出しすぎではないか?と思うけど、齋藤孝を受容したい人がそれだけいるってことなのだろうか。わたしは中学のときに「声に出して読みたい日本語」をお金ない中、意を決して買ってしまい、かつ幾度も読み直したものだけど、それはひとえに、金八先生の影響でした。妹たちも、声に出して読んでいました。今でも、じゅげむじゅげむとか唱えようと思えば唱えれる。声に出して読みたい日本語を、齋藤の美奈子さんのほうは老人のボケ防止本みたいに批判してたっけか。

齋藤孝の全ての本に共通して言えることだと思うけども、書いてることが、すごく明快だよね。しかも、この本は「原稿用紙10枚を書く力」で、必ずしも文章を書けない人を対象にしているわけじゃないってところがおもろい。たぶん文章を本当に書けない人は、書く必要がない人だと思うんだよね。この本を手に取る人は、多少書けるからこそ、原稿用紙10枚書く力ってのに魅かれるんじゃないだろうか。そういう意味では、齋藤メソッドを継承したい教育関係従事者のほかに、リタイアしてヒマをもてあまして、自伝を自費出版したい、ハッピーリタイアメント層なんかが手にとるのかもしれん。

でも1回本書いとけば、ちょこっと内容変えて、つけたして、っていうのを繰り返して、いくらでも本出せるんだね。齋藤メソッドとか名前つけてさ。だって、この本の内容、前に齋藤さんの著書のどっかで読んだの多いし。三色ボールペンとか。色まで指示されて従う読者がどれほどいるんだろうな。

レビュー投稿日
2009年12月26日
読了日
2009年12月26日
本棚登録日
2009年12月26日
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