ギデンズの社会理論: その全体像と可能性

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  • 八千代出版 (1998年3月1日発売)
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感想 : 4
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モダニティの文脈で使用可能。インタビューでの個別的分析段階での使用か。
ギデンズ:「?ライフ・ポリティックス」の概念→使えるか謎だけど覚えておきたし。
From宮本孝二『ギデンズの社会理論』
ライフ=文字通り、生命、生活。
ポリティクス=広い意味の政治として設定。
→マクロであれ、ミクロであれ、ある争点についての意思決定、すなわち合意形成の過程。
生活ないし生命のありかたの選択が、自己と環境、自己と他者、自己と自分自身といった関係の形成方向をめぐって争点になり、それらについてなんらかの問題解決案の決定が目指される社会過程が、ライフ・ポリティックスなのである。P109
特性
1 選択の自由及び、生成的パワー(変革能力としてのパワー)という前提に基づき、生のありかたの選択を争点とする政治的決定を目指すこと
2 グローバルな規模に拡大した相互依存のコンテクストの中で、自己実現を推進することができ、かつ道徳的に正当化しうる生活形態の創造を目指すこと
3 脱伝統の時代である現代社会において、存在問題に如何に対応するか、すなわち、いかに生きるべきかという問題を解決するにあたって必要な倫理の発展を目指すこと

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学問系
感想投稿日 : 2009年9月1日
読了日 : 2009年9月1日
本棚登録日 : 2009年9月1日

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