水滸伝 1 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44)

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本棚登録 : 2589
レビュー : 315
著者 :
マッピーさん  未設定  読み終わった 

「南総里見八犬伝」を読了したことに調子に乗って、「水滸伝」に手を出しました。
が、登場人物の多さと地理不案内に、相当手こずりました。
先が思いやられます。

事前に知っていたことといえば、梁山泊というところにならずものたちが集まって、世直しを画策する、ということ。
そして曲亭馬琴によると、どうも最後は彼らが負けて終わるようであること。

ところがこの北方版「水滸伝」は、原作とはちょいと違うようなのであります。
原作と言っても誰か一人の作品ではなく民間伝承が元になっているので、描写に矛盾があったり、尻切れトンボの部分があったりするところを、北方健三は物語を解体し再構築することで、矛盾の解消をしたようなのです。
それに伴って、登場人物たちにもそれぞれ人間的な魅力を加味したと。

そして、物語の背景をはっきり作り込みます。
政治的にも経済的にも詳細に。

さらに新たな登場人物を作り出して、物語を動かしていきます。

これらの改変によって、ようやく自然な物語として読むことができるようになったのだと。

ということで、あえて北方版「水滸伝」を手にしましたが、全19巻。
その続きの「楊令伝」17巻。
さらにその後「岳飛伝」19巻。
長い旅になりそうです。

とりあえず一巻ではまだまだ仲間を集め中。
苦労人の林冲の動向を気にしながら読み進めました。
人気者の武松はまだ伝聞でしか登場せず。
ほんと、先が長い…。

レビュー投稿日
2016年12月11日
読了日
2016年12月11日
本棚登録日
2016年12月11日
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