高橋源一郎のラジオ番組のタイトルとして知っていたので手に取ってみた。
もう50年近くも生きてれば、自分がいかに汚らしいかはわかっているつもり。
綺麗な心の人になりたいなんて思う資格すらないと思っている。
何もそう言って贖罪しているわけではない、
本当に諦めている。
世の中には大人になっても綺麗な心を持っている人がいることを知っているから。
だけど、そんな自分でもこの作品を読んで胸を熱くするんやと驚いた。
少年文学なのに正義、勇気、友情をけしておおきな言葉として扱わず、むしろ身近に感じさせるのは奇跡かもしれないくらいすごいことだと思う。
このゼバスチアンのセリフがいい
「ウリーは勇気がないことを恥として感じていたという点で、単に勇気がないのとは訳が違う!」
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年5月24日
- 読了日 : 2023年5月24日
- 本棚登録日 : 2023年5月24日
みんなの感想をみる