あゝ、荒野 (河出文庫―寺山修司コレクション)

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本棚登録 : 40
レビュー : 2
著者 :
みふゆさん  未設定  読み終わった 

「手垢にまみれた言葉を用いて、形而上的世界を作る」事を目的に書かれた、寺山修司の唯一の長編小説。
「手垢にまみれた言葉」が日常に満ち満ちていた時代、スポーツ選手や映画俳優は、老若男女皆顔も名前も知っていたし、流行歌のフレーズやCMのキャッチコピーは、誰でも、ごく当たり前に口ずさむ事ができたんだろうなぁ。
そんな無邪気な時代、日本全体が、共通の価値観を持ち得た時代は、現代からしみじみ遠くなったと思う。
それでも、作中のそこここに散りばめられた言葉は、現代にも通用する普遍的な力を持つ。
ストーリーの大筋を決めておいて、後は登場人物達を即興で動かしていくという手法も、実験的で面白い。

レビュー投稿日
2018年4月10日
読了日
2018年4月10日
本棚登録日
2018年4月10日
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