小学生の頃に読み耽った一冊。夏目漱石の代表作として『こころ』の紹介がなかったり、徳冨蘆花の代表作として紹介されているのが『不如帰』ではなく『思出の記』だったりと、いま読むと不思議なラインナップ。
二葉亭四迷『平凡』・長塚節『土』・志賀直哉『清兵衛と瓢簞』・葛西善蔵『子をつれて』・室生犀星『幼年時代』・宇野浩二『苦の世界』・佐多稲子『キヤラメル工場から』・尾崎一雄『玄関風呂』・中野重治『歌のわかれ』・横光利一『機械』・石坂洋次郎『若い人』・牧野信一『鬼涙村』・島木健作『赤蛙』・石川淳『焼跡のイエス』・大岡昇平『俘虜記』・田宮虎彦『絵本』・井上靖『夏草冬濤』・野上弥生子『秀吉と利休』・中上健次『岬』・野間宏『暗い絵』・梅崎春生『桜島』・椎名麟三『永遠なる序章』・堀田善衞『広場の孤独』・開高健『裸の王様』・円地文子『女坂』・吉行淳之介『闇のなかの祝祭』・島尾敏雄『出発は遂に訪れず』・永井龍男『石版東京図絵』・星新一『ひとにぎりの未来』・宇野千代『薄墨の桜』・井上光晴『明日』・澁澤龍彦『高丘親王航海記』が気になった。これらのうち何作が現在でも紙媒体で読むことができるのだろうか?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
集英社
- 感想投稿日 : 2024年11月21日
- 読了日 : 2024年11月21日
- 本棚登録日 : 2024年11月15日
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