この小説をなんと形容すればよいだろう、
夢のような、真っ白な、線画のような、童話の様な
綺麗な小説だ。清潔な小説だ。
人が決して届かない、遥か上空を飛んでいるようなそんな小説だ。
感情の無い主人公の目線で話が進むからか、
または、人間がほとんど登場しないからなのか
無駄な感情や欲望、人間の息遣いがまったくもって排除されている。
だからこそ、この小説は完成されて美しい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エンタテイメント
- 感想投稿日 : 2012年1月4日
- 読了日 : 2012年1月4日
- 本棚登録日 : 2012年1月4日
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