オールカラーで写真も豊富な百人一首の本。歌の内容に合った写真で凄くかっこいい。
オールカラーで550円(税別)って利益は出せるのだろうか、と心配してしまうほどの安さだ。
少し文字は小さいが、全ての歌に対して歌のテーマが示されていて、イメージがわきやすく解説も分かりやすい。
紀貫之(きのつらゆき)の歌もあった。歌番号は35番。
“人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香(か)ににほひける”
移ろいやすい人の心と、決して変わらない自然の姿(ここでは、ふるさとの梅の花の香り)が対照的に詠まれていて印象に残った。
それと、歌番号40番の平兼盛(たいらのかねもり)の「しのぶれど~」と41番の壬生忠見(みぶのただみ)の「恋すてふ~」の2つは、歌合(うたあわせ)という場で実際に対決したらしい。お題は「忍ぶ恋」。
どちらも名歌だから判定する人が困っていたところ、帝が「しのぶれど~」の歌を口ずさんでこの歌が勝ったという逸話があるそう(作り話で事実ではないらしい。対決したのは本当)
そんなエピソードも書かれてあって面白い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月13日
- 読了日 : 2022年11月13日
- 本棚登録日 : 2022年10月28日
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コメント 2件
傍らに珈琲を。さんのコメント
2022/11/13
張飛さんのコメント
2022/11/14