お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

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著者 :
2319chanさん 本・雑誌   読み終わった 

 図書館で予約を入れた後、随分待たされたが、待たされた割にはそれほど面白くなかった。

 この持続的かつ自動的に発展していくような「経済システム」にはどんな要素があるかを調べていった結果、5つほど共通点があることに気がつきました。
 ①インセンティブ、②リアルタイム、③不確実性、④ヒエラルキー、⑤コミュニケーション、の5つです。

 ①報酬が明確である(インセンティブ)
 インセンティブにも、人間の生物的な欲望(衣食住や子孫を残すことへの欲望)や社会的な欲望(金銭欲・承認欲・競争欲)を満たすものがあり、複数の欲望が混ざっている場合もあります。
 現代は生物的な欲望よりも社会的な欲望が目立ってきていて、中でも頭文字を取って3M(儲けたい、モテたい、認められたい)の3つが欲望としては特に強く、これらを満たすようなシステムは急速に発展しやすいです。

 ②時間によって変化する(リアルタイム)
 必ずしも本当にリアルタイムである必要はありませんが、常に状況が変化するということを、参加者が知っていることが重要です。

 ③運と実力の両方の要素がある(不確実性)
 人間は生存確率を高めるために不確実性を極限までなくしたいと努力しますが、一方で不確実性が全くない世界では想像力を働かせて積極的に何かに取り組む意欲が失われてしまいます。

 ④秩序の可視化(ヒエラルキー)
 世の中には、偏差値、年収、売上、価格、順位のような数字として把握できるものから、身分や肩書きのような分類に至るまで、階層や序列に溢れています。
 …
 当然、優位なポジションを手に入れた者はその地位を守ろうとするので新陳代謝を強制的に促す仕組みを組み込んでおく必要があります。

 ⑤参加者が交流する場がある(コミュニケーション)
 人間は社会的な生き物ですから、他人との関係性で自己の存在を定義します。参加者同士が交流しながら互いに助けあったり議論したりする場が存在することで、全体が1つの共同体であることを認識できるようになります。

 反対に、脳は予測が難しいリスクのある不確実な環境で得た報酬により多くの快楽を感じやすいということが研究でわかっています。さらに、自分の選択や行動によって結果が変わってくる場合には刺激や快感はさらに高まります。

・有機的なシステムの3要素
 絶えずエネルギーが流れるような環境にあり、相互作用を持つ動的なネットワークは、代謝をしながら自動的に秩序を形成して、情報を内部に記憶することでその秩序をより強固なものにする

 日本の学校教育とは反対の、「モンテッソーリ教育」という、子供の興味をとことん伸ばしていくという教育法が注目されています。グーグル、アマゾン、フェイスブックの創業者はいずれもこの教育を受けていたと言われています。 

レビュー投稿日
2019年2月10日
読了日
2019年2月8日
本棚登録日
2019年2月10日
4
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